【F1アブダビGP】チームオーダーに葛藤があったウルフ「チームの”哲学”に従いレースに干渉した」

シェア
コメント
【F1アブダビGP】チームオーダーに葛藤があったウルフ「チームの”哲学”に従いレースに干渉した」
Charles Bradley
執筆: Charles Bradley
2016/11/27 21:26

トト・ウルフは、フェラーリに勝利を奪われるかもしれないという恐れが、チームオーダーでレースに干渉した理由だと語った。

Race winner Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 celebrates
Nico Rosberg, Mercedes AMG F1, celebrates in Parc Ferme after finishing in second position and winning the championship with team mate Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid leads Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid, Sebastian Vettel, Ferrari SF16-H
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid leads Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid leads Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid leads Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Podium: race winner Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid, second place Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Second placed Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid celebrates his World Championship at the end of the race

 逆転チャンピオンを狙っていたメルセデスのルイス・ハミルトンは、アブダビGPのトップを走行中に意図的にペースダウン。2番手のポイントリーダー、ニコ・ロズベルグを抑え込み、他のドライバーが彼に追いつくのを待った。

 ハミルトンのレースエンジニアと、チームのテクニカルチーフであるパディ・ロウは、彼にペースを上げるように無線で指示を出したが、ハミルトンはこの指示に従わず故意にペースを抑え続けた。

「私は少し一貫性のない状況に陥っていた」とメルセデスのチーム代表のトト・ウルフはスカイスポーツに語った。

「コントロールをし過ぎようとしていた。チームリーダーはルールブックを持っており、誰もがそれに従わなければならない。それが我々がここに居る理由だ」

「私の中にレーサーがいて、私がしたことに疑問を投げかけていた。ハミルトンには2つの状況があった。ひとつは他者を引き離し、彼が今シーズンやってきたように、自身がベストなレーシングドライバーであると示すことだ。もうひとつは彼がやると決めたように、ニコを抑え込むことだ。私は心の中で少し迷った」

「これがレーシングドライバーが心の中にいると言った意味だ。私もレーシングドライバーなら(ニコを抑え込むという)考えが浮かんだだろうし、他の人でもそうだろう。クリスチャン(ホーナー/レッドブルチーム代表)も週末前に同じアイデアを持っていたが、ハミルトンはクリスチャンの指示に従ったので彼のためにレースをしたかったのかもしれない! 私は心の中で揺れ動いていたんだ」

「ニコはプレッシャーの中でとても冷静に保っていた。おそらく彼は他のレースと同様、追い抜きをしようとしていただろう。様々な問題があって、それが難しかったことはわかっている」

 なぜメルセデスはハミルトンの戦術に強く干渉しようとしたのかを尋ねると、ウルフは「我々は完全に彼らに手綱をつけずに、ルールが少ない状態でレースをさせることもできた。しかしその結果として、レースの勝利を逃すことになるだろう。ピットウォールには、他にクレバーなブローカーが何人かいるからだ」

「そして、我々が何年にも渡って守ってきたひとつの哲学がある。それは、レースの勝利が保証されている限り、我々は干渉しないということだ。そして今回、ルイスが減速していたので、我々が勝利を失う可能性があると推定された」

「それが我々が干渉することを決めた理由であり、彼は無視することを決めた。今回のケースは、将来の前例になるだろうか?」

「我々は今回のケースを評価しなければならないが、基本的には応援しなければならない。チームは今季19勝を挙げ、素晴らしいスピリットを持った、新しいチャンピオンを生み出した」

【関連ニュース】

【F1アブダビGP】レースレポート:ハミルトン優勝も、チャンピオンはロズベルグの頭上に輝く

ハミルトン「アンフェアなことや危険なことは一切していない」

激しいプレッシャーに打ち勝った新王者ロズベルグ、ハミルトンに理解示す

ベッテル、ハミルトンのアプローチを非難。「”汚い手口”だ」

パディ・ロウ「あれは”避けられない戦い”だった」

次の F1 ニュース
【F1アブダビGP】バトン、ラストレースでのリタイアは「重要なことじゃない」

前の記事

【F1アブダビGP】バトン、ラストレースでのリタイアは「重要なことじゃない」

次の記事

【F1アブダビGP】見事なリカバリーを見せたフェルスタッペン「すごく楽しいレースだった」

【F1アブダビGP】見事なリカバリーを見せたフェルスタッペン「すごく楽しいレースだった」
Load comments