【F1】オーストリアFP2詳報:引き続きハミルトン首位。2番手ベッテル
オーストリアGPのフリー走行2回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが1分5秒483でトップタイムを記録した。

F1第9戦オーストリアGPのフリー走行2回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが1分5秒483でトップタイムを記録した。
セッション開始早々、スーパーソフトタイヤを装着したメルセデス勢がアタックラップを行う。バルテリ・ボッタスが1分5秒700を記録してトップタイムとなり、さらにその0.031秒差でハミルトンが続いた。
フェラーリのセバスチャン・ベッテルも同じコンパウンドで望んだものの、ボッタスに1秒差つけられて3番手となった。
セッションスタートから30分が経過しようかというところで、ボッタスとベッテルがウルトラソフトタイヤに履き替え、再度コースイン。まずベッテルが1分5秒630をマークして、トップタイムを塗り替えた。一方のボッタスもタイムアタックを行うものの失敗。ターン1でリヤを滑らせ、アウト側のグラベルに入り込んだが、クラッシュには至らなかった。
そのふたりに遅れながらも、ウルトラソフトタイヤを履いたハミルトンがアタックを行い、1分5秒483をマークし、トップタイムとなった。4-5番手のレッドブル勢は、ウルトラソフトタイヤを着用した状態で、それぞれトップから0.3~0.5秒差つけられた。
セッション残り45分をきった段階で各車ピットに戻り、その後ロングランにプログラムを移した。
フェラーリはベッテルがウルトラソフトタイヤ、ライコネンがソフトタイヤでそれぞれプログラムを分けた。一方のメルセデスは、ハミルトンがウルトラソフトタイヤのみ、ボッタスがウルトラソフトタイヤとスーパーソフトタイヤでロングランを行なった。フェラーリやメルセデスしかず、多くのドライバーのロングランは比較的安定しており、また曇り空になってきたせいか、タイヤの性能劣化(デグラデーション)もあまり見られなかった。
残り10分のところで、トロロッソのダニール・クビアトのリヤのブレーキにトラブルが発生。チームはクビアトにピットインするよう求め、ピットレーンに戻ってきた時にはブレーキから出火していた。チームメイトのカルロス・サインツJr.もセッション中盤でオーバーランした際にフロアを縁石に引っ掛け、破損させるトラブルに見舞われている。
結局、ウルトラソフトタイヤで1分5秒483をマークしたハミルトンがFP1に続いてトップタイムを記録した。2番手はベッテル、3番手はボッタスとなった。4番手以下はレッドブルのマックス・フェルスタッペン、そのチームメイトのダニエル・リカルド、キミ・ライコネン(フェラーリ)と続いた。
マクラーレンのフェルナンド・アロンソはセッション終盤でスピンを喫したものの、8番手タイムで走行を終え、チームメイトのストフェル・バンドーンもトラブルなく37周走行し、トップから1.4秒差で12番手。ハースやルノー、フォースインディアあたりと、入賞圏内を目指して戦えそうなパフォーマンスを見せた。
オーストリアGPフリー走行3回目は、日本時間7月8日18時よりスタートする。
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