F1初戦のガスリー「今年日本人と仕事するのは、必ず来年の役に立つ」

F1デビュー戦の予選を15位で終えたガスリーは、アメリカGPへの参戦オファーがあれば、スーパーフォーミュラ最終戦を欠場することを示唆した。

 F1での初予選を15位で終えたトロロッソのピエール・ガスリー。Q1こそ8番手で通過したものの、”不満”の残るQ2については「クルマの性能を100%出し切れていない。もっと攻めていく走りをしなければ」と語った。

 そのガスリーは、来季F1フル参戦デビューを狙っているが、今のところ正式な発表はない。それについて彼は次の様に語った。

「来年のことはまだ何も話していない。個人的には一生懸命やるしかない。去年はGP2でタイトルを獲ることができて良い年だった。今年は日本に行って、スーパーフォーミュラのタイトルが獲れそうだけど、今週末にはトロロッソからF1に出るチャンスをもらったので、その場その場で全力を出して戦うしかない」

 金曜日には、「スーパーフォーミュラでの経験が非常に役に立っている」と語っていたガスリー。この予選後には、そのスーパーフォーミュラについてさらに細かく言及した。

「スーパーフォーミュラのタイトルを獲るのはもちろん大変重要だけど、今週末はF1に出ることになったので、今は目の前のことに集中する」

 そう語るガスリー。スーパーフォーミュラの最終戦JAF鈴鹿GPは、F1のアメリカGPと日程が被っている。現時点ではスーパーフォーミュラ出走を優先し、トロロッソのシートにはダニール・クビアトが復活するとの見方が強いが、これについてガスリーは次のように語った。

「その時になってみないと分からない。でも、僕の最終的な目標はF1で好成績を残すことだから、(アメリカGP出走のオファーがあれば)アメリカを選ぶと思う。少しでもF1マシンに慣れ、チームに馴染むためにも、アメリカでのF1に出ることになるだろう」

 とはいえ、ガスリーがスーパーフォーミュラを軽視しているわけではない。その戦い方の難しさ、マシン性能の高さは、十分に理解しているようだ。

「スーパーフォーミュラもF1も、予選の仕組み(Q1〜Q3があるフォーマットなど)は同じだが、タイヤが違うのでアプローチの仕方が異なる。スーパーフォーミュラはタイヤウォーマーを使えないから、タイヤの温度を適温に保つのが難しいんだ。つまり、タイヤの理想的なウインドウが小さい」

「それでも、スーパーフォーミュラはコーナリングスピードが非常に速い。その点ではF1に似ている。GP2の比じゃない」

 これまでとは違った環境に自身を置き、シーズンを戦うことも役に立っているという。そしてもちろん、来季のトロロッソがホンダと組むということも、その念頭にあるようだ。

「文化の違う日本でレースをすることは、僕を成長させていると思う。僕は日本で、相手を尊敬すること、礼儀を重んじることなどを学んだ。それまで僕は本当にワガママで、”悪ガキ”だった。自分だけが良ければそれでよかったんだ。でもそれが全く逆で、他人が幸せになれたらいいと思えるようになった」

「スーパーフォーミュラのチームと一緒に仕事するのも重要だ。日本人がどのように仕事をしているか知ること、彼らとコミュニケーションを取る方法、自信の持ち方……こういうことは、必ず来年役に立つ」

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この記事について
シリーズ F1 , スーパーフォーミュラ
イベント名 マレーシアGP
サーキット セパン・インターナショナル・サーキット
ドライバー ピエール ガスリー
チーム トロロッソ , team Mugen
記事タイプ 速報ニュース