F1ドイツGP決勝:ハミルトンが完勝。4連勝でサマーブレイクへ

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F1ドイツGP決勝:ハミルトンが完勝。4連勝でサマーブレイクへ
2016/07/31 15:34

F1ドイツGP決勝が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが優勝。連勝を4に伸ばし、ランキング首位の座を堅持した。

Winner Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Podium: winner Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1
Podium: winner Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1, second place Daniel Ricciardo, Red Bull Racing, third place Max Verstappen, Red Bull Racing
Podium: winner Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1, second place Daniel Ricciardo, Red Bull Racing, third place Max Verstappen, Red Bull Racing celebrate with champagne
Winner Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid in parc ferme
Winner Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid in parc ferme
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB12 celebrates his second position at the end of the race
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing and Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 Team
Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid and Max Verstappen, Red Bull Racing RB12 battle for position
Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Nico Hulkenberg, Sahara Force India F1 VJM09
Jenson Button, McLaren MP4-31
Sebastian Vettel, Ferrari SF16-H
Sebastian Vettel, Ferrari SF16-H leads Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid

ロズベルグ、痛恨のスタートミス

 最大の勝負どころは、スタートだったのかもしれない。

 ポールポジションからスタートしたニコ・ロズベルグ(メルセデス)だが、一瞬加速が鈍る。そこを2番手スタートのルイス・ハミルトンが先行し、さらにはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが2番手、ダニエル・リカルドが3番手へとポジションを上げる。ロズベルグは、4番手まで落ちてしまった。

 ロズベルグはダメージを最小限に食い止めようと、リカルドを狙う。しかしオーバーテイクは適わず……逆にフェラーリのセバスチャン・ベッテルの攻撃を受ける形になってしまうも、なんとかこれを阻止した。

 なお、後方ではハースのエステバン・グティエレスとフォースインディアのセルジオ・ペレスがスタートに失敗。逆にマクラーレンの2台がポジションを上げ、ジェンソン・バトンが9番手、フェルナンド・アロンソが11番手に上がった。アロンソはペースが上がらないウイリアムズのフェリペ・マッサをレース序盤に攻略。2台のマクラーレンはポイント圏内でレースを進めていく。

ハミルトン、盤石のレース運び

 先頭に立ったハミルトンは、フェルスタッペンとの差を確実に開いてく。一方のロズベルグは、レース開始早々こそレッドブルを攻めたが、徐々についていくのがやっとという状況になってしまう。

 11周目終了時点、フェルスタッペンとロズベルグが、上位勢の先陣を切ってピットイン。スーパーソフトからスーパーソフトへとタイヤを交換する。この時、ロズベルグの左リヤタイヤの交換に若干のミスがあり、タイムをロスしてしまう。

 翌12周目にはリカルドがピットイン。ハミルトンがピットに入ったのは14周目だ。ハミルトンはフェルスタッペンらがピットに入ると見るやペースを上げ、アンダーカットを阻止した。なお、リカルドとハミルトンは、ソフトタイヤへの交換を選択している。

 今回のドイツGPでは、1発のタイムはスーパーソフトタイヤを履いた方が圧倒的に早い。しかし、ソフトタイヤを履いたハミルトンは、スーパーソフトのフェルスタッペンやロズベルグより速く走り、差を広げていく。そのうちスーパーソフトにはデグラデーションの傾向が出て、ペースが下落。ハミルトンにとっては盤石の情勢となった。

ロズベルグに再び痛恨。タイム加算ペナルティ

 ロズベルグはレッドブル勢のアンダーカットを狙い、27周目に2回目のピットストップ。今度はソフトタイヤを装着した。これにフェルスタッペンが反応し、翌28周目にピットイン。コースに復帰した際にはフェルスタッペンが前だったものの、タイヤが完璧に温まっているロズベルグは、フェルスタッペンを攻撃。ターン6でオーバーテイクを成功させる。

 しかしこのオーバーテイクに問題があった。ロズベルグはフェルスタッペンのインに飛び込んだのだが、ブレーキを遅らせ、フェルスタッペンをコース外に追いやってしまったのだ。レーススチュワードはこれを妨害行為とみなし、ロズベルグに5秒のタイム加算ペナルティを科した。ロズベルグはこの5秒を稼ごうと飛ばしていくが、フェルスタッペンとの差をなかなか開くことができない。

 そうこうしているうちに、33周目終了時点でリカルドがピットインしてスーパーソフトタイヤを装着。スーパーソフトを履いたリカルドのペースは素晴らしく、一時4番手まで落ちたものの、すぐにフェルスタッペンに追いつき、40周目に3番手のポジションを譲り受ける。そして、ロズベルグとの差をどんどん削っていく。

ハミルトン4連勝。まさに隙なし

 リカルドに背後まで迫られたロズベルグは、そのポジションを死守するために44周目にピットインし、ソフトタイヤを履いた。この際、タイムペナルティも消化したが、合計で12秒もの時間がかかり、大きくタイムロスしてしまった。45周目にはフェルスタッペン、46周目にはリカルドがピットインし、ロズベルグの前でコースに復帰する。

 ロズベルグはレッドブル2台に全く近くことができず、万事休す。

 一方のハミルトンは盤石の走りだった。最後のピットストップを終えた後、2番手のリカルドが1周あたり2秒近く速いペースで迫るも、これを見たハミルトンはペースアップ。彼はペースを温存していたのだ。

 こちらも、これで勝負あり。最終的にはリカルドに7秒差をつけ、ハミルトンは4連勝のチェッカーを受けた。これでハミルトンは今季の獲得ポイントを217に伸ばし、4位でフィニッシュしたロズベルグに対し、その差を19ポイントまで開いた。

 リカルドは2位、3位にフェルスタッペンと、レッドブルがダブル表彰台を獲得。レッドブルもこの結果、コンストラクターズランキングでフェラーリを抜いて2位に浮上。フェラーリは5位セバスチャン・ベッテル、6位キミ・ライコネンに終わり、このドイツGPで全く目立つことができなかった。

 7位にはフォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグ。レース終盤、2ストップで走りきることを目論んだウイリアムズのバルテリ・ボッタスを交わしたバトンが8位に入った。そのボッタスは9位。セルジオ・ペレスがなんとかポイント圏内にたどり着き、10位に終わっている。アロンソはレース終盤立て続けにオーバーテイクを許してしまい、12位でチェッカーを受けている。

 予選ではロズベルグの後塵を拝したハミルトン。しかし決勝ではスタートから盤石の走りを見せ、4連勝。ランキングトップの座を堅持した。F1はこの後約1カ月の夏休み期間に入るが、非常に充実した気分で過ごすことができるだろう。一方、ランキング首位の座を奪われ、しかも今回については表彰台すら逃してしまったロズベルグは、平穏な夏休み……とはいかないはずだ。夏休み明け初戦、ベルギーGPからの巻き返しはあるのだろうか?

F1ドイツGP決勝結果

ClaDriverChassisEngineGap
1  ルイス・ハミルトン Mercedes Mercedes 1:30'44.200
2  ダニエル・リカルド Red Bull TAG 6.996
3  マックス・フェルスタッペン Red Bull TAG 13.413
4  ニコ・ロズベルグ Mercedes Mercedes 15.845
5  セバスチャン・ベッテル Ferrari Ferrari 32.570
6  キミ・ライコネン Ferrari Ferrari 37.023
7

 ニコ・ヒュルケンベルグ

Force India Mercedes 1'10.049
8  ジェンソン・バトン McLaren Honda 1 Lap
9  バルテリ・ボッタス Williams Mercedes 1 Lap
10  セルジオ・ペレス Force India Mercedes 1 Lap
11  エステバン・グティエレス Haas Ferrari 1 Lap
12

 フェルナンド・アロンソ

McLaren Honda 1 Lap
13  ロマン・グロージャン Haas Ferrari 1 Lap
14  カルロス・サインツJr. Toro Rosso Ferrari 1 Lap
15  ダニール・クビアト Toro Rosso Ferrari 1 Lap
16  ケビン・マグヌッセン Renault Renault 1 Lap
17  パスカル・ウェーレイン Manor Mercedes 2 Laps
18  マーカス・エリクソン Sauber Ferrari 2 Laps
19  ジョリオン・パーマー Renault Renault 2 Laps
20  リオ・ハリャント Manor Mercedes 2 Laps
   フェリペ・ナッセ Sauber Ferrari  
   フェリペ・マッサ Williams Mercedes  
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この記事について

シリーズ F1
イベント ドイツGP
サブイベント 日曜日 レース
ロケーション ホッケンハイム
ドライバー ルイス ハミルトン 発売中
記事タイプ レースレポート