【F1ベルギーGP】予選詳報:ハミルトン68回目のPP。ベッテル0.2秒差

ベルギーGPの予選が行われ、ルイス・ハミルトンが通算68回目のポールポジションを獲得した。

 日本時間8月26日(土)21時よりF1第12戦ベルギーGP予選が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。ハミルトンはこれで通算68回目のポールポジションとなり、ミハエル・シューマッハーが持つ歴代最多記録に並んだ。

 ベルギー土曜日午前中のフリー走行から気温は上昇。午後に行われたベルギーGP予選は気温24度、路面温度34度のドライコンディションだった。

Q1:メルセデスとフェラーリはスーパーソフト

 セッション開始と共に、メルセデスのふたりがスーパーソフトタイヤでコースイン。それにスーパーソフトタイヤを履いたフェラーリ勢が続いた。まずはハミルトンがトップタイムを記録するも、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが1分44秒275をマークしてトップタイムを塗り替えた。

 2チームに遅れてレッドブル勢がウルトラソフトタイヤでコースインするも、ベッテルには0.3秒及ばず。その間にハミルトンは1分44秒184を記録し、ベッテルからトップの座を奪い返した。

 残り8分を切ったところで、走行を終えたドライバーたちが続々とピットイン。ルノーのニコ・ヒュルケンベルグ、ハースとマクラーレン、ウイリアムズ、ザウバー、トロロッソらがQ2進出を目指し、新しいタイヤを装着して2度目のコースインを行なった。

 チェッカーフラッグが振られた後、自己ベストタイムを更新したヒュルケンベルグとトロロッソのカルロス・サインツJr.、マクラーレンのストフェル・バンドーンらがトップ15入りを果たし、Q2進出を決めた。その一方、ウイリアムズとザウバー、トロロッソのダニール・クビアトはタイムを伸ばせず、Q1敗退という結果に終わった。

Q2:アロンソ、0.084秒差でQ2敗退

 予選Q2がスタートすると同時に、トップチーム勢がウルトラソフトタイヤを装着して続々とコースイン。

 まずハミルトンが1分43秒539をマークしてトップタイム。それにキミ・ライコネン(フェラーリ)が0.1秒差で2番手につけた。ライコネンはマシンのバイブレーションに悩まされ、チーム無線で度々それを訴えた中でのアタックだった。レッドブルのマックス・フェルスタッペンはトップから0.4秒差で4番手だ。

 Q2中盤、トップから1.3秒差で7番手につけていたジョリオン・パーマー(ルノー)が、ピットレーン上でギヤボックスに関するトラブルを抱えてストップ。駆けつけたクルーたちにマシンを押されながらガレージに戻った。

 セッション残り4分のところでフェラーリとレッドブル以外のドライバーたちが再びコースイン。パーマーも再びコースインすることができた。

 セッション終了直前には、ハミルトンが1分42秒927を記録してトップタイムを塗り替えた。

 その一方、マクラーレンとハース、サインツJr.がQ3進出をかけてアタック。しかし、マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、最後のアタックでバンドーンのスリップストリームを使う形で最高速を伸ばし、ラップタイムを縮める戦略に出るも、最終セクター3で「ノーパワー!」と訴え、そのままピットに戻ってしまう。この時、アロンソは10番手につけていたが、後にニコ・ヒュルケンベルグに先行されてしまい、Q3進出はならなかった。

 65グリッド降格のペナルティが決まっているチームメイトのストフェル・バンドーンは、タイムを計測することなく15番手。ハース勢、サインツJr.もQ3に進出することができなかった。

Q3:ハミルトン、シューマッハーのPP記録に並ぶ

 予選Q3スタート時にコースインしたのは、トップ3チームとパーマーだった。残りの3名はセッション後半での1アタックにかけることにしたようだ。

 しかしパーマーはセッション早々にマシンから白煙をあげてストップ。ベルギーのフリー走行から中団チームの中でも好タイムを記録し、Q2を7番手で通過していただけに悔しいトラブルとなった。

 一方、走行を重ねるたびにペースアップしていくハミルトンは、自身のベストタイムを更新して1分42秒907でトップタイム。2番手のライコネンに0.3秒差つけた。

 残り4分を切ったところでピットインし、タイヤをリフレッシュしたトップ3チーム。6名がラストアタックに向けてコースインする際、フォースインディア勢とヒュルケンベルグもそれに続く。

 セッション終了間際にハミルトンが1分42秒553という渾身のタイムを記録。コースのレコードタイムを更新するおまけ付きである。チェッカーフラッグの後、ベッテルが自己ベストを更新するも、ハミルトンには0.2秒届かなかった。バルテリ・ボッタス(メルセデス)はハミルトンから0.5秒差つけられて、3番手となった。

 これによりハミルトンは、最多ポールポジション獲得数を誇るミハエル・シューマッハーの記録と並ぶ通算68回目のポールポジションを獲得した。

 セッション後、ホームストレート上にトップ3のマシンが並べられた。ハミルトンはマシンを降りた後、自身が達成した記録を噛みしめるかのようにガッツポーズ。マシンの先端にあるメルセデスのエンブレムを撫でて、ファンの声援に応えた。その後、F1のスポーティング面のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンが登場。ブラウンはシューマッハーの家族から託されたメッセージをハミルトンに伝え、それを聞いたハミルトンは涙した。

 2番手となったベッテルもハミルトンの記録達成を祝福するかのように笑顔で握手を交わした。

 ベルギー初日でハミルトンに迫る好タイムを記録していたライコネンは4番手、レッドブル勢は5-6番手となった。7番手はヒュルケンベルグ、フォースインディアは8-9番手となった。トラブルを抱えたパーマーは、その後も出走することが叶わなかったが、10番グリッドを確保した。

 ベルギー決勝は、日本時間8月27日(日)21時よりスタートする。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 ベルギーGP
サーキット スパ・フランコルシャン
記事タイプ 速報ニュース