ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】

【F1マシン分析】レッドブルの新しいターニングベイン

開幕戦では苦しんだレッドブルだが、中国GPではフェルスタッペン3位、リカルド4位と、僅かに復調の兆しを見せた。

 レッドブルは厳しい開幕戦を過ごした後、中国GPに挑んだ。このレースで彼らは3位と4位でフィニッシュ。フェラーリのキミ・ライコネンとメルセデスのバルテリ・ボッタスを上回った。

 彼らのマシンは、特にスーパーソフトタイヤを装着した際、高いパフォーマンスを発揮したように思える。中でもマックス・フェルスタッペンは、予選を満足に走ることができなかったため、新品のスーパーソフトタイヤを決勝に温存。そのメリットをいかんなく発揮した。

Red Bull mechanics at work on Max Verstappen, Red Bull Racing RB13
組み付けられるのを待つ、レッドブルRB13のリヤアッセンブリー

Photo by: Giorgio Piola

 レッドブルは、少なくとも中国GPの際には、新しいリヤサスペンションをテストしていたことが分かっている。彼らは、所謂”トリックサスペンション”が空力効果を高めるために使われていると指摘されたため、開幕戦に持ち込む仕様を急遽変更せねばならなかった。今回テストされたものは、その対抗策としての”新仕様”サスペンションであると理解することができる。

 またレッドブルは、新しいターニングベインも中国GPに持ち込んでいた(メイン画像のモノ)。メルボルンまでは、一見して3枚の縦板で構成されているように見えるものの、フットプレートで繋げられた”ひとつ”のターニングベインが、左右に取り付けられていた。しかし中国に持ち込まれたモノは、もっとも前方にある1枚を独立させ、地面と平行になった箇所にスリットを入れている。この変化は、表面における作動幅を広げるために行われたと考えられる。

Red Bull RB13 Melbourne turning vanes detail
レッドブルRB13 開幕戦メルボルン仕様のターニングベイン

Photo by: Giorgio Piola

 中国GPの決勝で、リカルドはフェルスタッペンよりも僅かに”ウエット対策”に振ったセッティングを選んでいた。しかし彼は、フロントタイヤからよりパフォーマンスを引き出すために、2回目のピットストップでフロントウイングの調整を行ったという。

 また、外見上はその差はほとんどないものの、リカルドは濡れた路面に合わせ、リヤウイングのダウンフォース量も僅かに高めていたようだ。

【関連ニュース】

【F1】新たな保護デバイス登場。マッサ「安全面のみを考慮するべき」

【F1】フェルスタッペン「ヒール・アンド・トゥーって何?」

【F1】フェルスタッペン、”ブルーフラッグ”の運用見直しを望む/中国GP

【F1】失意のリカルド「多くのファンが見ていたレースだったのに……」/オーストラリアGP

【F1】レッドブル、ルノー製PUの大型アップグレードを待ち望む

Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB13, leads Max Verstappen, Red Bull Racing RB13
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB13, leads Max Verstappen, Red Bull Racing RB13

Photo by: LAT Images

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
チーム レッドブル
記事タイプ 速報ニュース
Topic ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】