F1参戦3年目を迎えるハース、テストの目標は”最速マシンから1秒以内”
グロージャンは、ハースがバルセロナでのテストでトップのマシンから1秒以内につけることを目標としていると語った。











F1参戦3シーズン目を迎えるハースF1チームは、バルセロナでのオフシーズンテストでトップとの差を縮め、1秒差以内につけることを目標にしているとロマン・グロージャンは語った。
参戦1年目のオフシーズンテストでは、トップから2.5秒遅れだったハース。昨年はそれを1.9秒差に縮めていた。
ハースの2017年マシン”VF-17”はシーズン中何度か予選Q3に進出し、モナコGPではグロージャンがポールポジションを獲得したキミ・ライコネン(フェラーリ)から1.171秒差の予選8番手を記録した。
チームオーナーのジーン・ハースは今月、チームは近い将来フェラーリの0.5秒差まで迫る競争力を持っていると発言していた。一方、2018年用のニューマシンVF-18のシェイクダウンを担当したグロージャンにオフシーズンテストでどのようなタイムを記録できると期待しているかと問うと、彼は「理想的には、トラック上で最速のマシンから1秒以内だ」と答えた。
「テストは状況が常に少し不透明だ。燃料搭載量やタイヤなど、他の人たちが何をしているのかは分からない」
「僕はテストでマシンに満足したいし、どこを改善できるか知りたい。開幕戦のメルボルンに向けて、良い初期セットアップをしたいんだ」
一方チーム代表のギュンター・シュタイナーは、全体的にトラブルフリーなテストをすることが、チームにとってバルセロナテストでの主な目標だと強調した。
「我々のマシンに、信頼性が備わっていることを望んでいる。多くの問題を抱えないように願っているんだ」
「それはどんな時でも助けになるし、レースに向けての自信になる」
「期待していることは常に同じだ。可能な限り多く走行し、可能な限り多くの学習をすることだ」
「現在、チームにはファクトリーでデータを分析できる人材が増えている。それは以前、我々が少し弱いエリアだった」
「我々は成長している。人材が増え、最初のレースに向けてより多くの準備ができる」
グロージャンは、VF-18が昨年のマシンと”ほとんど同じコンセプト”で作られていると話した。
「昨年と同じように見えるが、裏側ではかなり多くの作業が行なわれている。全ての準備が整えられているんだ」
グロージャンのチームメイト、ケビン・マグヌッセンは次のように述べている。
「マシンは良さそうに見えるし、素晴らしいモノがいくつか追加されている。僕の予想では改善できているはずだ」
「僕たちは競争力を改善していく必要がある。そうすることができればエキサイティングだろう。僕は前向きな感触を持っている」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ロマン グロージャン |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |