フェルスタッペン、V10への回帰を希望「素敵な音だしね!」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1のエンジンが音の大きなV10エンジンに戻すことを望んでいる。
写真:: XPB Images
F1は2014年から、現在のV6ターボ・ハイブリッド式パワーユニットを採用した。しかしこのパワーユニットは、それ以前のV8やV10、そしてV12エンジンに比べて音が小さいとして、批判の対象となっている。
FIAは先週金曜日、将来のF1のパワーユニットについて議論するため、現在参戦中のメーカー及び今後F1に参加する可能性があるメーカーをパリに招聘。現在のパワーユニットを捨て、より安価でより音の大きなエンジンを採用する方向で基本的な合意がなされた。
FIA会長のジャン・トッドは、V10エンジンやV12エンジンへの回帰は「社会に受け入れられない」と主張してきた。しかしレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、新しい方向性の一部として、V10に戻る道を望んでいるという。
「V10エンジンにする方法は、とっても良いことだと思う。素敵な音だしね」
フェルスタッペンはそうmotorsport.comに対して語った。
「(今のエンジンは)マシンの中では素晴らしいんだ。しかし、V10やV12と比較すれば、ファンにとってはそれほど印象的ではないと思う」
V10は2005年限りでF1から姿を消し、2006年からV8エンジンになった。その後、F1のレギュレーションは市販車技術との関連性が重要視され、エネルギー回生システムはその重要な要素となっている。
市販車では近年、電気自動車が一般的になりつつあり、フォーミュラEが完全電動のモータースポーツとして行われている。しかしフェルスタッペンは、この完全電動化されたレースのファンではないと語る。
「彼らがどうなるのか、あと15年くらい見てみることにしよう。それがいいと思う。その後、すべてのことが電気になるかもしれない」
「その後で、僕は他のことをやろうと思っているんだ」
フェルスタッペンは、そう笑って話した。
「僕の心の中にはすでに、やりたいと思うことがいくつかある。でももちろん、それはずっと先の話だ」
「その後でも、このスポーツがガソリンエンジンを使っていることを願っている。いくらか音が出るような形でね」
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