【F1】またもチームメイトと接触のオコン「今後はもっと気をつける」
ハンガリーGPでチームメイトのペレスと接触したオコンは、今後レース中に競り合った際は”注意を払う”と話した。







フォースインディアのエステバン・オコンは、ハンガリーGPでまたもチームメイトのセルジオ・ペレスと接触した。しかし今回は大事には至らず、今後はもっと注意してレースに臨むと語った。
ハンガリーGPのオープニンングラップで、ペレスはターン1のブレーキングでオコンにぶつかってしまった。これにより二人ともダメージを負ったが、両者はそのままレースを続行し、ペレスが8位、オコンが9位でレースを終えた。
彼らは先月のアゼルバイジャンGPでも接触している。2度目のセーフティカーが出動した際、ペレスとオコンはそれぞれ4位と5位を走っていた。そしてこのセーフティカー解除直後、両者はターン2で接触したのだ。
今度ペレスとホイール・トゥ・ホイールになるようなことがあれば、ドライビングの仕方を変えるつもりなのかとオコンに尋ねると、「そうだね。もう少し気をつけるようになると思う」と彼は答えた。
「いずれにせよ、みんな他のマシンとはぶつかりたくない。同じチームの人ならなおさらだし、そんなに大きなリスクを取りたくはない」
「これが僕の考えだ。彼もこういうことを考えてくれていると願っている。チームもぶつかるなと言っていた。僕はチームの考えを尊重するし、彼にも将来的にはそうしてほしい」
オコンはインシデントについてこう話したが、一方ペレスは、接触はドライバーのミスではなく、自身とオコン、それにイン側にいたストフェル・バンドーン(マクラーレン)の3台がタイトなコーナーを通過しようとして起こったのだと考えている。
「僕の隣にはバンドーンがいたので、彼を避けないといけなかった。3台分のスペースはなかった」とペレスは話した。
「僕たちは軽く接触した。僕はフロントウイングに少しダメージを負ったけど、レースを続けることができた」
「僕たちは接触についていろいろ言ったけど、問題はない。どこにも行き場がなかった」
なおオコンに対し、ペレスの話に賛同するかと尋ねると、彼は「No」と答えた。
しかしペレスは、オコンとの間に”問題はない”と話しており、フォースインディアも今回の件からは”前に進んで行く”としている。
「バクーで彼が僕のウォールに追いやった時、チームは彼と話をした」とペレスは語った。
「今回は、レースの後チームからは何も言われなかった。何も言うことがなかったからだ。僕たちは前に進もうとしているし、可能な限りベストな仕事をしようとしている」
オコンは、今回の接触についてペレスと話すつもりでいたというが、この話し合いがヒートアップすることは望んでいないという。
「僕たちには問題ないと思う」とオコンは話した。
「僕たちはプロのドライバーだ。彼のところに行って殴ろうだなんてつもりはない。トラック上ではお互いハードにプッシュしているし、パフォーマンスの向上にも繋がっている」
「結局は、チームにとっては良いことなんだ。僕たちのマシンがいつも最速であるというわけではない。だけどおそらく、僕らが競い合っているおかげで、いつもこの順位を争えているんだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | エステバン オコン , セルジオ ペレス |
チーム | フォースインディア |
執筆者 | Lawrence Barretto |