【F1】アロンソ新型”スペック3”のエンジン投入。その効果を確認

シェア
コメント
【F1】アロンソ新型”スペック3”のエンジン投入。その効果を確認
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
2017/06/24 6:08

アロンソはアゼルバイジャンGPの初日に新型のエンジンを投入。そのパワーアップが確認された。FP2のトラブルはギヤボックスだった。

Fernando Alonso, McLaren MCL32
Fernando Alonso, McLaren
Fernando Alonso, McLaren
Fernando Alonso, McLaren MCL32
Fernando Alonso, McLaren MCL32 and Esteban Ocon, Sahara Force India VJM10
Fernando Alonso, McLaren MCL32
Yusuke Hasegawa, Senior Managing Officer, Honda

 アゼルバイジャンGPの初日、マクラーレンのフェルナンド・アロンソのマシンに搭載されていた内燃エンジン(ICE)は、アップグレードされた”スペック3”と呼ばれるものだったようだ。

 フリー走行2回目でアロンソのマシンは、リヤから白煙を上げコース脇にストップした。アロンソは無線で「エンジントラブル!」と訴え、マシンを降りる時にはヘッドレストを放り投げるなど、怒りを露わにした。しかし、実際にはギヤボックスに起因するトラブルだった。

 この時アロンソが搭載していたICEは、アップデートが施された”スペック3”と呼ばれるものだったとみられている。アロンソは6基目のターボチャージャー(TC)とMGU-Hを投入したため、今回15グリッド降格となることが決まっているが、これに併せて4基目のICEとMGU-Kも投入している。

 この”スペック3”のICEは、ホンダが取り組んできた全てのアップグレード要素が含まれているわけではないとみられるが、その走行結果はエンジニアを勇気付けるには十分なものだった。その成果は特に直線スピードに見られた。

 このセッションでは、チームメイトのストフェル・バンドーンは”スペック2"のICEで走行していた。ふたりのドライバーが同じダウンフォースレベルで走らせると、アロンソはコントロールラインで342km/hの最高速を記録。一方のバンドーンが319km/hだったのに比べると、その速度差は明らかだ。

 フォースインディアのエステバン・オコンが記録したこのセッションでの最速記録は354km/hであり、その差がかなり縮まっていることがわかる。

 一定の効果を見ることができた”スペック3”のICEだが、アロンソは土曜日以降、旧型のスペック2に戻すという。前述の通り今回のアロンソは15グリッド降格のペナルティを受けることが決まっているため、無駄に走行距離を重ねたくないのだ。とはいえ今回走行したことで、信頼性の問題をチェックすることもできるだろう。

 このスペック3は、次戦オーストリアGPから、本格的に投入されることになるようだ。

【関連ニュース】

ホンダ、苦難のシーズンも責任者の長谷川氏更迭は『予定にない』

メルセデス「もっとも重要なのは、ホンダがF1に残ることだ」

ホンダ、テストベンチとトラック上での”相関関係”の差に苦しむ

マクラーレン「ホンダも何をすべきか分かっているはず」

マクラーレン、ホンダとの関係を”懸念”「限界に近い」

次の F1 ニュース
【F1】マンスール・オジェ「マクラーレンが今までこれほど競争力がなかったことはない」

前の記事

【F1】マンスール・オジェ「マクラーレンが今までこれほど競争力がなかったことはない」

次の記事

【F1】アロンソ、新たに”スペック2”ICEを投入。40グリッド降格

【F1】アロンソ、新たに”スペック2”ICEを投入。40グリッド降格
Load comments

この記事について

シリーズ F1
イベント アゼルバイジャンGP
ロケーション Baku City Circuit
ドライバー フェルナンド アロンソ 発売中
チーム マクラーレン 発売中
執筆者 Jonathan Noble
記事タイプ 速報ニュース