【F1】アロンソ「セナプロ時代は、今なら退屈だと思うだろう」

アロンソはセナやプロストが活躍した時代は今思えば退屈であり、多くのメーカーが参戦した2000年代がF1の絶頂期だったと考えている。

 フェルナンド・アロンソは、1980年代のタイトル争いは、過度に評価されすぎていると考えている。

 アロンソは最近のF1の方向性について厳しい意見を持っており、特に2014年〜2016年のF1は、レギュレーションの不備により多くの損害を被ったと考えている。

 しかし、多くの人が”黄金期”と言う1980年代から1990年代初頭のF1についても、「当時のF1はとても退屈だった」とアロンソは語っている。

「当時のレースを見ていたら、おそらくみんな眠ってしまっていただろう。1チームが圧倒的に強く、4位のドライバーでさえ周回遅れになり、そして各車の間に25秒の差があった。また、信頼性はそれほど高くなかったので、10台のマシンはフィニッシュすることができなかった」

「今のテレビの視聴率や観客数は、(アイルトン)セナや(アラン)プロストが燃料やタイヤをセーブするようなことをしていた退屈な80年代と同じように下落している」

 一方で、多くのメーカー系チームが林立していた2000年代が、F1が最も盛り上がった時期だと、アロンソは考えている。当時を振り返って彼は「F1が大きく成長したと思う」と語ると共に、問題点も指摘した。

「2000年代には、多くのメーカーがF1に参入した。BMW、トヨタ、他にも多くの企業が関与してきた。テレビの視聴者と観客は最大数まで膨れ上がった」

「新しい国でもレースを行った。韓国でレースを行い、インドやシンガポールでのレースも始まった。スペインには2レース存在した。それが最大だった」

「そして、我々はその状況を、おそらく理解できていなかった。テクノロジーは大きく進歩したが、コストは非常に高く、一部のメーカーは離れていった」

 またアロンソは、ドライバーは引退すると、その評価が一変し、概ね良くなるのが一般的であると信じている。

「レースをしている時に批判されていたとしても、レースから引退すればアイドルに変身するんだ」

 そう彼は言う。

「レーシングドライバーを辞めれば、美化されることになる。それがフェリペ(マッサ)と(マーク)ウェーバーに起こったんだ」

「80年代の人々、彼らは偉大なチャンピオンであり、アイドルだ。そして今、(ルイス)ハミルトンや(セバスチャン)ベッテルは、カートをやっている子供たちにとってのアイドルになることだろう」

 アロンソは現在のF1レギュレーションに大きな不満を持っている。その理由は、現在の技術から得られる性能を最大限に発揮することができなかったためだと、彼は語る。

「リソースや各チームの予算、そして技術を、我々はそれぞれのクルマが素晴らしいモノになるように活用している。そしておそらくそれは、人々が尊重している物理学を超えているんだ」

 アロンソはそう語る。

「今、我々はその感覚を持てていない。我々が持っているクルマは、グリップが低く遅い。だから、フォーミュラカーに座っているはずなのに、GTマシンのように感じるんだ」

 アロンソは、新しいレギュレーションによりラップタイムが4〜5秒速くなる2017年マシンが、F1を彼の好みに近づけることになるだろうと期待している。

「僕はこれが、ドライビングの興奮と楽しさを形作ることができると思う。なぜなら僕らはグリップを感じ、コーナーをより攻めることができるからだ」

Autosport / Matt Beer, Ian Parkes

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シリーズ F1
ドライバー フェルナンド アロンソ
記事タイプ 速報ニュース