【F1】アロンソ、”ホンダパワー”の不足を無線で訴える
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、「こんなに少ないパワーでレースしたことはない」とレース中に語った。









インディ500に参戦するため、モナコGPを欠場することを発表し、世間を驚かせたマクラーレンのフェルナンド・アロンソ。彼はバーレーンGPでは中団争いを繰り広げていたが、その最中にオーバーテイクされたことに対し、怒りを隠さなかった。
彼は最終的には残り1周というところでマシントラブルによりリタイアしたが、ホンダ製のパワーユニットのパフォーマンス不足を、無線で声高に訴えたのだった。
「どうして彼らは僕をオーバーテイクできるんだ? 僕の300mも後ろにいたのに、ストレートで抜いていったんだ。僕の人生の中で、こんなに少ないパワーでレースしたことなんてない」
また、そのあとアロンソは、無線でこんなやりとりも交わした。
アロンソ:「最悪だ。彼らはストレートで300mも後ろにいただろう?」
エンジニア:「フェルナンド、プランBにすることを考えているんだが、タイヤはどうだい?」
アロンソ:「好きなようにしてくれ」
アロンソ:「エンジン! エンジンのトラブルだ。ピットインする。アウトだ」
これまでより、パフォーマンスは劣った
レース後、インタビューに応じたアロンソは落ち着いていた。しかし、メルボルンや上海でのレースの時よりも、マシンのパフォーマンスが劣ったと感じていることを認めた。
「僕らはバトルを楽しめなかった。なぜなら、僕らはストレートであまりにも多くのポジションを失ったからだ」
そうNBCに語った。
「僕らは、レースの幾つかの部分でポイントに近かったと思う。しかし、僕らは中国やオーストラリアで見せたようなペースを持っていなかった。今日、僕らは少し遅すぎた。だから改善していく必要があるんだ」
「たぶんロシアでも厳しいと思う。あそこは、パワーが重要だから。僕らはこのパッケージの弱点を知っている」
チームメイトのストフェル・バンドーンは、MGU-Hのトラブルによりスタートすることができなかった。アロンソも予選で、同じくMGU-Hの不具合に苦しめられた。これについてアロンソは、次のように語った。
「今週末、ストフェルはとても不運だった。レースにも参加することができずに。でも、それは素晴らしいことだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | バーレーンGP |
ロケーション | バーレーン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | フェルナンド アロンソ |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Charles Bradley |