【F1】アロンソ「マッサと接触せずとも、素晴らしい結果は無理だった」
フェルナンド・アロンソは、1周目のフェリペ・マッサとの事故がなくても、ポイント獲得は難しかったと考えている。











マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、予選で最も注目されたひとりだった。今季これまで大苦戦していたにもかかわらず、予選Q3に進出したばかりか、トップ3チームに次ぐ7番手グリッドを獲得したからだ。
決勝でも無難なスタートを決めたアロンソだったが、ターン2でウイリアムズのフェリペ・マッサと接触。これでアロンソはコース外に押し出されてしまい、大きくポジションを落とすこととなった。
それでもアロンソはレースに復帰し、12位で完走。これは、彼にとって今季初完走ということになる(バーレーンGPは”完走扱い”)。
ただアロンソは、マッサとの接触がなかったとしても、マシンの最高速度を考えれば、ポジションを守り抜くのは難しかっただろうと認める。
「前方のクルマは接触していたし、僕はリスクを冒した」
アロンソはそうスタートについて語った。
「たぶん、僕には後ろに留まるという選択肢もあっただろう。でも、失うものなんてないから、僕はアウトサイドに出たんだ。そしておそらく、彼(マッサ)は僕を見ていなかったのだろう」
「しかしそれがなかったとしても、僕たちのストレートスピードでは、遅かれ早かれ、順位を落としたことだろう。ライバルたちは少しずつ準備してくるから、防御するのは不可能だ。そして、彼らを攻撃するのも難しいだろう」
「とにかく、今週末には満足している。昨日の予選で、僕はスーパーラップを成し遂げた。そして今日はマシンには大きな問題は発生せずに、走り切ることができた。一歩ずつだよ」
またアロンソは、最初のピットストップからコースに復帰した後、トロロッソのダニール・クビアトを抜けなかったことで、入賞のチャンスを失ったと考えている。
「レースペースの面では、僕らは前を行くクルマについていけないことを知っていた。でも、もしそうだったとしても、ピットストップの後にクビアトの背後に入ってしまったことで、すべてのチャンスを失ったんだ」
「僕らはストレートでオーバーテイクすることができない。だから、僕は彼の後ろに留まることしかできなかった。そこから、レースはより複雑になってしまった」
アロンソは今回のスペインGPが、今シーズンの転換点だとは考えていない。
「ホンダが強力なアップデートをもたらず時、それは変換点になるだろう。Q3に入り、トップ10に入れるだけのシャシーがあるんだから、悪いわけではない。しかし、僕らにはパワーと信頼性が不足している」
「信頼性が向上し、クルマは完走することができた。しかし、改善が続いていくことを祈ろうじゃないか」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | スペインGP |
ロケーション | サーキット・デ・カタルニア |
ドライバー | フェルナンド アロンソ |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Pablo Elizalde |