【F1】アロンソ「ロン・デニスがいたらインディ参戦は不可能だった」
アロンソは、今年のモナコGPを欠場しインディ500に参戦することを発表したが、ロン・デニスがまだチームにいたら、不可能だっただろうと語った。









フェルナンド・アロンソは、もしロン・デニスがチームにまだいたとしたら、インディ参戦は叶わなかっただろうと語った。
バーレーンGPに先立ち、アロンソは衝撃の発表を行った。今年のモナコGPを欠場し、同じ週末に行われるインディ500に参戦することを明らかにしたのだ。
アロンソが乗るマシンはマクラーレン・ホンダのカラーリングをまとい、「マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ」というエントリー名でアンドレッティ・オートスポートの6台目としての参戦となる。
昨年11月に、マクラーレンのCEOだったロン・デニスが解任され、ザク・ブラウンがエクゼクティブディレクターに就任した。アロンソは、ザク・ブラウンがチームの将来のために新たな道を開いており、ロン・デニスなら彼のインディ参戦を認めなかったかもしれないと語った。
アロンソは、デニスならこの計画を承認するかどうかを尋ねられると「しないと思う」と答えた。
「ザクは、これまで僕が会ってきたチーム代表の中で、最も大きなビジョンを持った人物だ」
「彼はモータースポーツを他の人とは違う風に考えている。彼はマクラーレンがより大きくなり、もはやF1だけに集中することはなくなると見ている」
「彼は真の”レーサー”だ。昨年、マクラーレンがザクを迎えたのは素晴らしいことだった」
今年のマシンに競争力があった場合、インディ500に参戦することを選んだのかと問われたアロンソは、次のように語った。
「もし今年競争力があり、他の人たち(メルセデスのルイス・ハミルトンやフェラーリのセバスチャン・ベッテル)のように43ポイント獲得していたなら、25ポイントを獲得するチャンスを失う余裕はない」
「競争力があれば、状況は変わるだろう」
ル・マン24時間参戦のチャンス
アロンソは世界3大レースの制覇、つまりモナコGP、インディ500、ル・マン24時間で優勝したいという夢を明らかにしており、これが今回の決定の大きな動機になったと語った。
そして彼は今年、ル・マン24時間で戦うチャンスがあったと明かし、マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエもこの計画に賛成していたと語った。
「間違いなく今年、検討が行われた」とアロンソは述べた。
「ザクはアメリカ人だからインディ500を推していたし、エリックはフランス人だからル・マンを推していた」
「マクラーレン・ホンダのパートナーシップを考えると、今年のインディ500でこのタッグを走らせることができるのは、とても魅力的だった。ル・マン参戦も僕がやりたいことだし、できる限り早くやりたい。それが来年になるのか、それとも何年か後になるかはわからない」
「最優先はF1だ。もしF1と他のシリーズでレースをすることができればそうするし、そうでなければF1だけをやる」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | フェルナンド アロンソ |
執筆者 | Jonathan Noble |