【F1】アロンソ「4戦目でペナルティなんて、バンドーンが気の毒だ」
アロンソは、開幕4戦目にしてPU関連のペナルティを受けることになったバンドーンを、気の毒に思っているという。





マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、チームメイトのストフェル・バンドーンが、わずか開幕4戦目にしてパワーユニット関連のペナルティを受けることになってしまったことについて、気の毒だと話した。
バンドーンは、開幕以来パワーユニットの信頼性の問題に悩まされている。今週末のロシアGPのフリー走行2回目では新たな問題が発生し、パワーユニットを交換することを決定。バンドーンは、今シーズン最初にパワーユニット関連のペナルティを受けるドライバーとなってしまった。
バンドーンは5基目のMGU-Hとターボチャージャーを使用することになり、日曜日のレースでは15グリッド降格ペナルティを受ける見込みだ。
チームメイトのフェルナンド・アロンソは、"スーパードライバー"と評価しているバンドーンのことを気の毒に感じていると話した。
「4レース目でペナルティを受けるなんて信じられない」
「彼を気の毒に思う。彼は素晴らしいドライバーだし、優れた才能もある。F1では厳しいスタートを切ったけど、彼に幸運がもたらされ、僕たちがポイント獲得に近づけることを願っている」
今シーズン、まだポイントを獲得できていないアロンソだが、数レースのうちに状況が改善できるとは考えていないという。
「これまでたくさんリタイアを経験してきて、フリー走行でも問題がある状況なので、自信を持つことはできない。マシンはバーレーンと全く同じだし、もし最初の3レースで問題を抱えていたら、今でも、そしてバルセロナやモナコでも、その問題が残っているということだ」
ホンダは今後数レースのうちにアップグレードを投入する予定でいるが、アロンソはカナダGPまで大きなチャンスはないだろうと考えている。
パワーユニットのアップグレードについて尋ねると、彼はジョークも交えてこう話した。
「どこをアップグレードするかって? 僕は何も知らないよ。あとで自分に教えてあげないとね。でもカナダまでは何も起こらないと思う」
「現実的には、時間のことを考えると、ホンダから何かを引き出すのは難しい。マクラーレン側としては、エアロのアップデートをする予定があるので、スペインではもっとコンペティティブなマシンになるだろう。モナコでもそうだ」
「カナダでは、もっとまともにバトルが出来るように、ホンダからのアップグレードがあることを願っている」
またアロンソは、今年はトラブルに見舞われるシーズンだが、自身のパフォーマンスには良いフィーリングを感じているという。
「これまで、今年ほど良いドライブができたことはないと思う。でもこれまで話したとおり、オーストラリアからまだ一度もレースを終えることができていない(バーレーンGPは完走扱い)」
「矛盾しているけど、フィーリングは良い。今は不足しているけど、今後のホンダの改善を待っている」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | フェルナンド アロンソ , ストフェル バンドーン |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Pablo Elizalde |