【F1】イギリスGPタイヤ選択:攻撃的フェラーリと、保守的メルセデス
執筆: Pablo Elizalde
すでに発表されている、イギリスGPのタイヤ持ち込みリスト。フェラーリとメルセデスで、その選択が大きく分かれた。
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今週末に行われるイギリスGP。舞台となるシルバーストンサーキットは、中高速コーナーが多いこともあり、タイヤには比較的厳しいサーキットであると言える。そのため、持ち込まれるタイヤはミディアム、ソフト、スーパーソフトという組み合わせである。
すでに各ドライバーが選択したタイヤの持ち込みセット数の内訳が発表されているが、これを見るとチーム/ドライバーでその傾向が大きく分かれた。
もっとも柔らかいスーパーソフトを多用する選択をしたのは、フェラーリ、マクラーレン、そしてトロロッソの各陣営である。その中でも、マクラーレンのふたりとトロロッソのダニール・クビアトは、スーパーソフトを10セット選んできた。彼らはソフト2セット、ミディアム1セットであり、レースでもスーパーソフトを中心にした戦略を決め撃ちしてきた格好だ。
フェラーリ勢もスーパーソフト9セットを選択。マクラーレンよりは1セット少ないものの、ソフト3セット、ミディアム1セットと、こちらも戦略的にはほぼ決め撃ちといった雰囲気だ。
逆に、中間の硬さであるソフトタイヤを多く持ってきたチームはメルセデスである。中でも特にルイス・ハミルトンは、ソフトとスーパーソフトを6セットずつと同数持ち込んできた。彼らがどんな戦略を想定しているのは、非常に判断が難しい選択だ。
この他にも、ウイリアムズ勢、ハース勢、ザウバー勢はソフトタイヤを5セット持ち込む、いわゆる”コンサバ”とも言える選択をしてきている。
フェラーリやマクラーレンのように”アグレッシブ”な選択が正しかったのか、それともメルセデスやウイリアムズのように”コンサバ”が正解なのか……今週末のイギリスGPに注目である。
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シリーズ | F1 |
イベント | イギリスGP |
ロケーション | シルバーストン |
執筆者 | Pablo Elizalde |
【F1】イギリスGPタイヤ選択:攻撃的フェラーリと、保守的メルセデス
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