【F1】ウイング”踏まれた”ベッテル「ダメージに早く気づいていれば…」

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【F1】ウイング”踏まれた”ベッテル「ダメージに早く気づいていれば…」
Valentin Khorounzhiy
執筆: Valentin Khorounzhiy
2017/06/12 1:49

フェラーリのベッテルは、スタート時に負ったフロントウイングのダメージに早く気づいていれば、表彰台獲得も可能だったと後悔している。

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08, Max Verstappen, Red Bull Racing RB13, Sebastian Vettel, Ferrari SF70H, a locked-up Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W08, Kimi Raikkonen, Ferrari SF70H, the rest of the pack at the start
Lewis Hamilton, Mercedes-Benz F1 W08 leads at the start of the race
Lewis Hamilton, Mercedes-Benz F1 W08 leads at the start of the race
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08, Max Verstappen, Red Bull Racing RB13, Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W08, Sebastian Vettel, Ferrari SF70H, Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB13, Kimi Raikkonen, Ferrari SF70H, Sergio Perez, Sahara Force India F1 VJM10 and Esteban Ocon, Sahara Force India F1 VJM10 at a restart
Valtteri Bottas, Mercedes-Benz F1 W08 , Sebastian Vettel, Ferrari SF70H and Kimi Raikkonen, Ferrari SF70H at the start of the race
Max Verstappen, Red Bull Racing RB13, Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W08, Sebastian Vettel, Ferrari SF70H, Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB13, Kimi Raikkonen, Ferrari SF70H
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H pits, a broken front wing
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H, makes pit stop for a change of nose
The car of race retiree Max Verstappen, Red Bull Racing RB13 is recovered
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB13, Sergio Perez, Sahara Force India VJM10 and Esteban Ocon, Sahara Force India VJM10
Sergio Perez, Sahara Force India VJM10, Esteban Ocon, Sahara Force India VJM10 and Sebastian Vettel, Ferrari SF70H battle
Sergio Perez, Sahara Force India VJM10, Esteban Ocon, Sahara Force India VJM10 and Sebastian Vettel, Ferrari SF70H battle
Sergio Perez, Sahara Force India F1 VJM10, Sebastian Vettel, Ferrari SF70H and Esteban Ocon, Sahara Force India F1 VJM10
Race winner Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1

 カナダGP決勝、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは2番グリッドから決勝に臨んだものの、好スタートを見せたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、フェラーリのセバスチャン・ベッテルの前に出てたことで、ターン1に向けて4番手で進入することになった。

 イン側にバルテリ・ボッタス(メルセデス)、アウト側にフェルスタッペンと3台並んでの苦しいターンインとなった結果、フェルスタッペンの左リヤタイヤがベッテルのフロントウイングの右翼端板を掻き取る形となってしまった。

 このダメージは、ベッテルを予定外のピットストップに追い込むには十分だった。彼は18番手まで落ちたものの、怒涛の追い上げを見せ最終的に4番手でレースを終えた。

 レース後、スタート直後のフェルスタッペンについて、動きがあまりにも無鉄砲だったと思うかと問われたベッテルは次のように答えた。

「彼の立場からはわからないけど、僕は間違いなく予想していなかった。僕はバルテリに集中していたんだ。僕の前にはルイス(ハミルトン)がいたから、本当にどこにも行く場所がなかった。ブレーキを遅らせれば、ルイスに追突していたからね」

「それからマックスは、アウトサイドでチャンスを得て、僕のフロントウイングの”上”を走って行ったんだと思う」

「僕は彼がわざとやったとは思っていない。普通はタイヤがパンクするからね。その点で彼は幸運だった」

 フェルスタッペンはターン1でのインシデントを無傷で切り抜けたが、2番手走行中の11周目にバッテリーの問題でリタイアとなっている。

ダメージにもっと早く気づくべきだったと後悔

 ベッテルは、彼とチームがフロントウイングの損傷具合をすぐに認識できなかったことを後悔している。つまり、彼らはカルロス・サインツJr.(トロロッソ)とフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)がクラッシュしたことにより1周目から出動した、セーフティカー中にピットインするべきだったと考えているのだ。ベッテルは結局レースが再開した直後にピットインを行っている。

「レースの1周目は普通、混乱が起きるものだ。タイヤは冷えているし、特に今日は風も強かったターン6、7で何かが起きたことを感じて、それからセーフティカーが出動した」

 ベッテルはそう状況を説明した。

「僕はダメージのチェックを求められたけど、その時にはセーフティカーの後ろにいた。ダメージがある状態なのに、それを感じることができないほど、速度が遅かったんだ」

 ベッテルは、レースが開催された”直後”にダメージが余りにも深刻であることに気づき、ピットイン。多くの時間を失ったと語った。

「ダメージを認識し、(セーフティカー出動中に)フリーピットストップをするべきだったんだ。みんながレーススピードに戻ってからピットストップをしたことで、隊列に追いつくために数周を費やすことになってしまった」

表彰台獲得は可能だったとベッテル

 後方からの追い上げを開始したベッテルは、3番手のダニエル・リカルド(レッドブル)とその後ろに連なるセルジオ・ペレスとエステバン・オコンのフォースインディア勢に追いついた。

 ベッテルは彼らを抜く方法を見出せなかったものの、終盤にもう一度ピットストップを行い、履き古したスーパーソフトタイヤからウルトラソフトタイヤにチェンジ。再びこの集団を捉えた。

 66周目のターン1でオコンのインサイドが飛び込んだベッテルは、68周目の最終シケインでペレスも攻略した。最終的にベッテルは3位のリカルドから0.6秒遅れの4位でフィニッシュしたが、もっと早くオーバーテイクできていれば、表彰台は可能だったと彼は考えているようだ。

 オコンを抜いた際の動きについて、ベッテルは「リスクだらけだった。でも僕は抜きたかったんだ」と語った。

「前のふたりは並んで最終シケインに入っていったが、僕はシケイン出口に集中していた。それが良かったんだ。僕はストレートの途中からそれに集中していて、何があってもターン1でインサイドに行くと決めていたんだ」

「エステバンが少しふらつき、僕はそれに反応した。インサイドは本当に滑りやすくてトリッキーだった。僕はただターン1を回るので精一杯だったが、それでも十分だった」

「タイヤがかなり汚れを拾ってしまったので、そのラップではロスタイムしてしまった。僕はそのままセルジオも抜けると思っていた」

「だけど、むしろマシンのコントロールを失いかけ、ターン4のウォールに激突するところだった。リヤのグリップを失い、マシンがスライドしたんだ。だから、僕は少しペースを落とさなければならなかった。ターン8でもブレーキングを遅らせすぎて、まっすぐ行ってしまった」

「(表彰台は)すぐそこにあったと思うし、手に届きかけていたけど、フォースインディアの2台との戦いに時間を使いすぎてしまった」

Additional reporting by Ben Anderson

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