【F1】エクレストン「リバティは”バーニーの時代”を終わらせたい」

F1の”名誉会長”であるエクレストンは、リバティが自分の時代を終わらせようとしていると語る一方、新会長の立場を羨ましく思っているという。

 リバティ・メディアのF1買収に伴い”名誉会長”に就任したバーニー・エクレストンは、F1新オーナーのリバティ・メディアが、自分の時代とは異なる方向性を持ってF1を経営していくことになるようだと考えている。

 今年1月、アメリカのリバティ・メディアがF1の新オーナーになり、チェイス・キャリーがF1のCEOに就任した。またこれによってエクレストンはポジションを退き、名誉会長という役職についた。

 エクレストンは名義上はF1の”ファミリー”に留まることになったものの、もはやF1の経営には何の影響力も持っていないという。

 日曜日、エクレストンはメールで行われたインタビューで、「私にはどうすることもできない」と語った。

「(リバティの)スタッフでさえ、私と話すべきではないと言われている」

「彼らは”バーニー時代”を終わらせようとしている。『バーニーの歴史を捨てよう!』といったようにだ」

「彼らはいつも同じことを言っている。『彼は素晴らしい仕事をしてきたが、我々はそこから前進しなくてはならない』とね。それで私がハッピーになると考えているようだが、それは違う」

 さらにエクレストンは、リバティがF1のオーナーとなった後もしばらくの間はCEOを努めてほしいと依頼されていたのに、結局はCEOの座を退くことになり驚いていると話した。

「リバティが私にCEOから退くよう要求してきたときに苛立ったかって? それはない。私にしてみれば、誰かが1台の車を買って、それを彼ら(リバティ)が運転したがったようなものだ」

「でも少し驚いた。彼らはF1を買収する前に、私に3年間引き続きCEOを務めることを依頼してきた。だから私は、もし自分が適任であれば仕事をすると答えた」

「彼らが契約を結び、チェイスが最高経営責任者になるので、私に(CEOから)退くことを要求してきたときには驚いた」

「チェイスは面と向かって私にそれを要求してきた」

一方ではキャリーへの羨望の念も

 エクレストンはこれまで、F1の注目度や長期的な健全性を高めるより、F1のためにお金を生み出すことに熱心だと非難されることもしばしばあった。しかし彼は、キャリーが自身とは異なるアプローチをしようとしていることを羨ましく思っていると話した。

「私は最高経営責任者として、株主に利益を与えられるようにこのビジネスを経営してきた」

「(F1の前のオーナーである)CVCが会社を売却したがっていることはわかっていた。彼らが会社を売却することができるよう、利益を出せることを証明するために、私はできることを全てやった」

「チェイスは、私がやりたくてもできなかったことをやれる絶好のポジションについているのだから、彼のことがとても羨ましい」

「F1は5つ星レストラン」のような環境

 エクレストンは、F1を閉鎖的な環境にしないためにも、リバティがこれまでとは違った”哲学”をF1に持ち込むだろうと考えている。

「彼らはこれまでとは違う方法を採用するようだ」

「普通の人は、自分では入れないようなレストランに行きたがる。だから私はパドックパスなどに関しては厳しくしていた。だがリバティは私よりもオープンであるようだ」

「彼らはアメリカの文化を持っている。アメリカのレースではみんながパドックやピットに入れるし、ドライバーと話したり、マシンに座ることとだってできる」

「今までのF1は、ミシュランの5つ星レストランのようなモノだった。そこにハンバーガーはない。しかし、今後はそのレストランに入りやすくなるだろう。そしてより美味しくなるはずだよ」

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シリーズ F1
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