【F1】ガスリー、来季F1昇格の可能性を依然”信じている”

ピエール・ガスリーは、レッドブルが現在のラインアップ継続を明言しているにもかかわらず、来季F1に昇格できることを信じている。

 昨年のGP2王者であり、今年はスーパーフォーミュラに参戦中のピエール・ガスリーは、レッドブルがカルロス・サインツJr.とダニール・クビアトの契約を延長すると明言しているにもかかわらず、来季のトロロッソのシートを確保できることを願っている。

 トロロッソにとってガスリーは、サインツJr.もしくはクビアトが離脱した場合、後任の最有力候補となるドライバーである。

 オーストリアGPの際、サインツJr.は「トロロッソに4年間とどまることはない」と発言し、これはレッドブルの上層部の反感を買った。しかし、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは1週間後、サインツJr.の契約を延長する意向を語った。

 サインツJr.の移籍先として最有力とみられていたのがルノーである。ルノーは来季のドライバーを検討しており、ハンガリーGP後のテストでF1ドライブに復帰するロバート・クビサらと並んで、サインツJr.も来季のラインアップ候補となっていると取り沙汰されている。

 サインツJr.を取り巻く状況について尋ねられたガスリーは、その全体像が明らかになるにはまだ時間はかかると認めた。

「僕が求めているのは、F1にデビューすることだけだ。そういうこと(サインツJr.のトロロッソ離脱)が起きるならば、良いことでしかないよね。なぜならそれは、トロロッソにシートがあるということを意味するから」

 ガスリーはそうmotorsport.comに対して語った。

「僕らには、何が起きているのかまだ正確にはわかっていない。しかし、数週間後には答えが出るだろう。現時点で僕にできるのは、そういうことが起きることを願うだけだ」

「レッドブルは、僕がF1に昇格したいと考えていることを知っている。そして、彼らは過去4年にわたって僕を支えてきてくれた。しかし、F1はとても難しい世界だ。パフォーマンスだけが全てじゃない。残念なことだけど、政治や経済的な側面が、その一部を果たすことがある。そして、そのチャンスの為に最適な時間を待たなきゃいけないんだ」

「僕がコントロールできない問題のおかげで、2017年にはF1昇格を実現できなかった。でも、2018年にはうまくいくことを願っている」

テストに存在するチャンス

 ガスリーは来週行われるハンガロリンクでのテストで、2017年のマシンを駆る2回目の機会を得ることになっている。

 ガスリーの能力については、レッドブル側は既に良く把握している。その為今回のテストは、彼がフルタイムで走る「完璧な準備」ができているということを証明する、最後のチャンスであるとも考えられる。

「僕は数年前からレッドブルと行動を共にしてきた。そしてテストは常にうまくいった。彼らはシミュレーターでもダニエル(リカルド)やマックスと僕を比較することができる」

 そうガスリーは語る。

「彼らは僕のスピードを知っているし、ドライバーとしての僕を知っている。そして、昨年のGP2での僕を見た。でも全てのテストは、僕のできること、そして僕の可能性を示す良い機会なんだ」

「今回で僕の将来が決まるとは思っていない。でも、彼らを感動させることができれば良いと思っている。そういうことを見せるチャンスなんだ。僕にはその為の準備が完全にできている」

フォーミュラEへの挑戦は1回限り

 ガスリーは今月初めに行われたフォーミュラEのニューヨークePrixに、WEC(世界耐久選手権)への参戦するために欠場したセバスチャン・ブエミの代役として、ルノー・e.ダムスのマシンを駆って参戦した。そこで彼は素晴らしいパフォーマンスを発揮し、2レース連続でポイントを獲得。特にレース2は、表彰台まであと一歩と迫るものだった。

 しかしガスリーは、今後はあくまでF1への昇格が目標であり、フォーミュラEに再び参戦することについては、特に興味はないと語る。

「現時点では、セバスチャンの代役を務めた、1回限りの挑戦だった」

 そうガスリーはニューヨークePrixについて語った。

「今の僕の目標はまだF1だ。それは唯一僕が求めているものだし、唯一のモチベーションだ」

「将来他のカテゴリーに参戦することを考えるには、まだ時間があるだろう。僕はまだ21歳だからね。僕が毎日考えているのは、F1のことだけなんだ。現時点ではまだ、僕はチャンスを待っている」

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シリーズ F1 , フォーミュラE , スーパーフォーミュラ
ドライバー カルロス サインツ Jr. , ダニール クビアト , ピエール ガスリー
チーム トロロッソ
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