【F1】クビサのハンガリーテスト参加が決定。最新マシンをドライブ
ルノーは、ハンガリーGP後にハンガロリンクで行われるF1インシーズンテストに、ロバート・クビサを起用することを発表した。





ルノーは、ハンガリーGP後のテストで、ロバート・クビサを走らせることを発表した。
2011年のオフシーズンに、ラリー中の事故により大怪我を負ったクビサ。昨年ようやくサーキットレースへの復帰を果たしたばかりの彼は、最近では旧型のF1マシンに乗り、2回にわたってテストドライブを経験していた。
テストでの評価が高かったことから、近い将来のF1本格復帰も示唆されていたクビサは、本当に復帰が可能かどうかを判断するために、最新のF1マシンでのテストに挑むことになる。
クビサはハンガリーGP後に2日間にわたってハンガロリンクで行われるテストの2日目を担当。初日は、ダムスからF2に参戦中のニコラス・ラティフィが走ることになる。
ルノーF1のマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、ハンガリーでのテストの評価により、クビサに対して今後どのような計画を立てることができるのか、判断できると明らかにする。
「最初に行った2日間のテストで、ロバートと我々は、大量のデータを集めることができた」
アビテブールはそう語る。
「ハンガロリンクでR.S.17を走らせることで、現在のマシンでの詳細かつ正確なデータを得ることができる」
「テストの後、収集されたデータを慎重に分析し、ロバートが来年競技に戻ることができるかどうかを判断する」
ハンガロリンクでのテストにクビサを参加させるかどうかは、ルノーにとっては複雑な状況であった。なぜならクビサはF1参戦経験があるため、ルーキードライバーとしては当然扱われず、彼を走らせるためにはジョリオン・パーマーもしくはニコ・ヒュルケンベルグの走行時間を犠牲にせざるをえなかった。
FIAの規則では、インシーズンテスト4日間のうち2日間は、グランプリ参戦2戦以下のドライバーが担当するよう規定されているからだ。クビサはBMWザウバーとルノーで、合計76戦に参戦した経験を持つ。
ルノーはすでにバーレーンでヒュルケンベルグを起用しており、経験者を走らせることができる日程は、残り1日となっていた。
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ロバート クビサ |
チーム | ルノーF1チーム |
執筆者 | Jonathan Noble |