【F1】クビサ「F1マシンをドライブしたい。準備はできている」

元F1ドライバーのロバート・クビサは、現在ではフィジカル的な準備も整っており、もう一度F1マシンをドライブしたいと話した。

 かつてBMWザウバーなどからF1に参戦していたロバート・クビサは、ラリーでの大事故を乗り越えた今なら、F1マシンをドライブできると語った。

 6年前、ラリー中の事故で腕に重傷を負い、F1のキャリアを終えることになってしまったポーランド人のロバート・クビサ。怪我の回復後はラリーに出場してきた彼だが、昨年からは再度サーキットでのレースへの出場を再開し、今年は世界耐久選手権(WEC)にバイコレスから出場することが決まっている。

 また、近年はF1の開発にも携わっており、メルセデスでシミュレーターに乗るなど、F1テストのオファーを受けている。

 motorsport.comの独占インタビューに対しクビサは、今はもう問題はないものの、事故当時は良い仕事ができるとは考えていなかったので、F1テストの機会を断っていたと話した。

「3年前、僕はF1マシンのテストオファーを受けたが、その時点ではうまくやれる自信がなかった」

「あらゆるチャンスがあっても、それは1度しかやって来ないということはわかっている。しかし、僕は常に自分のコンディションや、自分に何ができるのかということを明確にしておきたい。だからそれができなければ、『そのオファーを受けることは諦めろ』と常々自分に言い聞かせてきた」

「僕のフィジカル的なコンディションはいつも同じではない。似たような状況の人も何人かいるだろう。フィジカル的な反応はそれぞれだし、非常に個人的な問題だ」

 今ならばF1のテストオファーを受け入れるのかと訊かれたクビサは、こう答えた。

「受ける。今なら当時と違った答えを出せる。F1マシンをドライブしたい」

「最後にF1マシンをドライブしてからだいぶ時間が経っているので、また自分自身の才能を証明する必要があるだろう。実際、僕はそうできると思っている」

「もう一度、F1で経験したスリルを思い出したい。何度もシミュレーターには乗っているし、すべてではないが、8割がたのトラックではドライブできるはずだ」

「テストと実際のレースウィークでは状況が全く違うので、F1のテストはひとつの選択肢であるということを話しておかないといけない」

「F1での最後の3年は、なんとか目立ったパフォーマンスレベルを示すことができた。今ではそのレベルに少し物足りないけど」

「2010年にルノーに乗った時、何も悪いところはなかったと思う。それに、何年間もハードに仕事をして高いパフォーマンスを発揮できていた。でもラリーに乗っていた時にはそういう点が欠けていたので、今後は(トラックで)ベストを出すためにも、迅速に準備をしないといけない」

WECに乗る準備はできている

 クビサは、バイコレスへ加入することによって、常に勝つことやタイトルを争うというプレッシャーを感じることなく、国際レベルのレースでトラックに復帰するための感覚を取り戻すチャンスを得ることができると考えている。

 そして彼は、国際的な舞台に復帰することに関しては完全に準備が整っているという。

「僕は今も昔もレーサーだ。かつては素晴らしいプロフェッショナルたちと仕事をしていた。今では新しい道を歩み始めたし、これまでとは違う環境に順応していかないといけない」

「ここ数年は、レースに関するたくさんのオファーを受けてきた。でも僕はいつも、そのオファーを受ける前に、レースに向けて少なくとも一度はテストをしたかった」

「自分の体が(そのマシンに)耐えきれるのかを知る必要があったし、結果を出せるという自信を持てないまま、レースに出るという返事はできない。もし何か問題が起きた時に、どうやってそれに対応するかを理解しておきたかった。今ではその準備ができたと思っている」

「昨年バーレーンでテストをした時、ステアリングアングルの確認をしたけど、問題はなかったはずだ。僕は確実に90%のパフォーマンスを発揮出来ると思う。残りの10%は、僕がうまくやれるかどうかという差だと思う」

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シリーズ F1
ドライバー ロバート クビサ
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