F1、グッズ販売にもテコ入れ。”巨大テント”でファンの満足度向上狙う

F1は、2019年からグッズ販売に巨大テントを導入し、サーキットを訪れたファンの満足度を向上させようとしているようだ。

 F1は2019年からグッズ販売のためのコンセプトを改めることで、サーキットを訪れたファンの満足度を向上させ、チームの収益向上に役立てたいと考えているようだ。

 F1と共にグッズ販売の改善に取り組むのは、グッズ販売のエキスパートであるファナティクスだ。ファナティクスは2015年にNASCARと10年契約を結び、サーキットでのグッズ販売合理化に取り組んでいる。

 かつて彼らのアイデアの中核を担っていたのが、すべてのチームとドライバーのグッズ販売を集約した”スーパーストア・テント”だった。

The new NASCAR Trackside Superstore
NASCARが導入していた”スーパーストア・テント”

Photo by: NASCAR Media

 このアイデアは理論的には素晴らしいものに見えたが、NASCARファンにとってはそれほど魅力的に思えなかったようだ。2017年には結局、伝統的で人気のあるトレーラーショップに戻ってしまった。

 一方、F1はこの”スーパーストア・テント”のアイデア実現に取り組んでおり、2019年にはグッズ販売の中心とするという計画を立てている。

 F1の商業部門を任されているショーン・ブラッチスは、小型の売店のようなモデルがグランプリに適しているとは思っておらず、ファナティクスがF1ファンの好む体験を提供できると考えている。

「私は、テーブルに寄りかかって”このグッズが欲しい”というような、1970年代から続く従来のスタイルに戻るつもりはない」とブラッチスは説明した。

「我々は、この業界のリーダーであるファナティクスと契約した。彼らは、どのようにグッズを商品化し、それを売っていくかについて豊富な知識を持っている」

「来年は大規模なテントを体験してもらえると思う。テントの中にある棚からアイテムを取り出し、自分に合っているかを確認して、レジに向かうんだ。15から20箇所のレジで会計を行い、買ったものを自宅に送りたければ、我々のパートナーであるDHLが対応してくれるだろう」

 ブラッチスは、このテントでF1の公式グッズやそれぞれのグランプリ独自のアイテムの他、各チームやドライバーのグッズも販売されると示唆した。

「(サーキットに来た)ファンは素晴らしい体験があると信じているし、それを求めていると我々は考えている」

「我々がそれぞれのグランプリについて多くの研究を行った結果、それは間違いない」

「NASCARでのグッズ売り上げの割合を見てみると、NASCAR主導のコンテンツが約5%となっている。デイトナのキャップのように、”私はここに行ってきました”というグッズが約30%だ。そして残りの65%はいずれかのチームまたはドライバーのグッズだ」

「我々の”F1”というブランドにおいては、その割合が変わる可能性もありうるが、依然としてチームやドライバーの商品が支配的だと思う。我々は彼らに、彼ら自身のブランドや商品を販売し、収益を増やすことができる、より良いプラットフォームを提供したい」

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース