【F1】グロージャンとパーマー、ダブルイエロー無視でペナルティ
グロージャンとパーマーは、予選中にダブルイエローフラッグに従わなかったとして、5グリッドペナルティを受ける。






予選Q1のチェッカー間際、ザウバーのアントニオ・ジョビナッツィが最終コーナーで激しくクラッシュした。その後、ドライバーに十分な減速をさせるためにダブルイエローフラッグが振られたが、ハースのロマン・グロージャンとルノーのジョリオン・パーマーは減速しなかった。
グロージャンとパーマーは、それぞれ17番手と18番手で予選を終えているが、このペナルティによって最後列からのスタートとなる。
この決定が降る前にパーマーは、「僕は十分に減速したし、最終セクターで1秒失った。最終コーナーで問題があったのはわかっていた」と話した。
「彼ら(FIA)はデータを見れば、僕がスタートラインを通過した時に"クルージング"してたことがわかると思う」
しかしスチュワードは、彼らは「ダブルイエローフラッグが振られている区間を通過した後も、きちんとしたラップタイムを出そうとしていた」としてパーマーの意見に異議を唱え、レギュレーション違反だとした。
『外から見れば、どうやら僕はスローダウンしようとせず、アタックをやめなかったらしい……でも、データは異なる視点を示している。僕はDRSさえ使っていなかったんだ』
グロージャンは上のような”つぶやき”を自身のツイッターで発信。潔白を主張している。
しかしスチュワードは、ふたりのドライバーが「ダブルイエローフラッグが掲示されている区間で、十分にスピードを落とそうとしていなかった」と考えている。このため、F1のスポーティング・レギュレーション38.3 g)に基づき、グロージャンとパーマーのグリッド位置が下げられる。なおこのペナルティに控訴することはできない。
また今回の件により両者にはペナルティポイントが3点加算され、パーマーは累積7ポイント、グロージャンは3ポイントとなる。
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | 中国GP |
ロケーション | 上海国際サーキット |
ドライバー | ジョリオン パーマー , ロマン グロージャン |
チーム | ハースF1チーム , ルノーF1チーム |
執筆者 | Lawrence Barretto |