【F1】グロージャン「レッドブルに追いつく、というのは楽観的だった」
グロージャンは、予選ではレッドブルに追いつけるかもしれないと考えたが、それは安易な考えだったと認めた。












ハースのロマン・グロージャンは、トラブルがなければレッドブルとの差を縮めることができたかもしれないと考えていたが、それは楽観的な考えであったと語った。
グロージャンは、オーストリアGPの予選を7番手で終えたが、3番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)が5グリッド降格ペナルティを科されるため、決勝レースを6番手からスタートすることになる。
6番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から0.5秒ほど遅れをとったグロージャンだが、電気系のトラブルが起こらなければ、もっと差を縮めることができただろうと考えている。
「レッドブルに追いつけると一時は考えたけど、少し楽観的過ぎた。でもこの順位に満足している」とグロージャンは話した。
「Q3では、新品のタイヤを1セットだけ持っていたけど、それをスクラブすることしかできなかった。コースに出た時に問題があって、マシンを止めたんだ」
「レッドブルの2台は1分4秒8とか1分4秒9だった……僕がそういうタイムを出せたかはわからない。でも最終セクターでは他のマシン以上のことができたので、とても満足している。0.02秒以上速かった」
「(レースでは)良いスタートを決めて6番手をキープしたい。71周のバトルで、差を縮めるためにタイムを失うようなことはしたくない」
オーストリアでの好調に驚き
グロージャンは、ハースがカナダやアゼルバイジャンで苦戦していたのに、オーストリアでは状況が好転したことに驚いたと認めた。
「ここに来る時はそれほど期待していなかった」
そうグロージャンは話した。
「賢明な作業を続けて、問題を解決してきた」
「ここに来てマシンはよく機能している。最近のレースの時よりも、従来のセットアップの方が機能していると思う」
「これまでの2レースでは、僕たちはストレートラインでは速さがなくて、ダウンフォースを減らす必要があったので、マシンは非常にトリッキーになってしまった。もちろん、グリップが減ってしまった時には、この問題はもっと顕著になった」
マグヌッセンは予選でパーツ破損
チームメイトのケビン・マグヌッセンは、予選Q1の終盤にリヤサスペンションのウィッシュボーン上部を破損してしまい、決勝は15番手からスタートする。
ハースは、ウィッシュボーンの破損によりギヤボックスにダメージがないかどうかを調べるという。もしギヤボックスを交換する必要があった場合は、ペナルティを科されることになる。
当のマグヌッセンは、3列目からスタートするグロージャンに挑戦することができるだろうと考えている。
「今週は、僕はずっと彼よりも速かった」とマグヌッセンは語った。
「だから(トラブルには)イライラしたし、フラストレーションもある」
「僕たちには競争力があるけど、周囲との差はとてもわずかだし、中団チームの中では僕たちは2番目に速いチームではない。周りのドライバーをオーバーテイクしていかないといけない」
「もし普通のドライコンディションでのレースなら、状況は難しくなるだろう」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | オーストリアGP |
ロケーション | レッドブルリンク |
ドライバー | ロマン グロージャン |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Scott Mitchell |