【F1】サインツ「今は2018年に向けて”トロロッソ”に集中している」
カルロス・サインツは、一時はロズベルグの後任になることも考えたが、今はトロロッソで自分の目標を達成することに集中していると語った。







トロロッソのカルロス・サインツは、メルセデスのニコ・ロズベルグの後任のドライバー候補者のひとりだ。
サインツは来季もトロロッソと契約を交わしていたが、一時はロズベルグの代替ドライバーになるという考えが脳裏をかすめたという。しかし今は”レッドブル・チーム”で戦っていくという気持ちが固まっているようだ。
月曜日のマドリードで行われたスポンサーシップのイベントで、サインツは「2018年にレッドブルでトップドライバーになりたい」と話した。
「(ロズベルグの代わりになること)それを考えないドライバーがいると思う?」
「でも、もう僕はトロロッソに完全に集中しているよ。来季は3年目になるけど、今まで以上にいい成績を残していく」
「僕の初めの目標は、良い2017年にすることだ。新しいマシンに乗れること、新しいルールになることを本当に楽しみにしているよ。だから僕は2016年のように良い、あるいはさらに良くなるような2017年にしたい。容易には行かないだろうけどね」
「そしてそこから、トップチームに入るためにできるだけ多くの機会を得るためにやってみるよ」
「僕はそのチームがレッドブルであることを願っている。レッドブルは僕を最もワクワクさせてくれるチームだし、3年間トロロッソで過ごす中で好きなチームだからだ。もしそうならなかったのなら、2018年にできるだけ多くの機会を得るためにやっていくと思う」
またサインツはタイトル獲得後のロズベルグが下した決定には驚かされたが、彼が同じ境遇にたった時に引退することはないと話している。
「個人的に僕はそう(引退)しないと思う。いつの日か僕がそこに行けることを願っているよ」と彼は付け足した。
「僕は自分がやっていることがとても好きだし、先を見据えたりしないんだ。もし2-3回タイトルを獲得したとしても僕は引退しないと思う」
「勝利は薬みたいなもので、どんどん欲しくなるものだと思う。下位のフォーミュラカテゴリーで勝った時、僕はもっと勝ちたいと感じていた」
来年、トロロッソはフェラーリ製パワーユニットからルノーに切り替えるが、サインツはチームに対し、今季抱えていたスピード不足の問題を起こさないことを望んでいる。
「最初のテストまで、新たなマシンについてはほとんどわからない、最初のレースでもだ。僕たちが今どの立ち位置にいるのかを知ることは難しいだろう」
「僕がとにかく望むのは、エンジンが僕たちの悩みの種にならないことと、レースで他のチームとのスピードの差が15-20km/hあると考える必要がなくなることだ。2017年に望むのはそれだけだ」
「トロロッソが良いシャシーを作ることができたことを示すことができ、レギュレーション変更をうまく利用し、年間5位を勝ち取れることに僕は自信を持っている」
Additional reporting by Sergio Lillo
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | カルロス サインツ Jr. |
チーム | アルファタウリ・ホンダ |
執筆者 | Pablo Elizalde |