【F1】サインツJr.、”移籍希望発言”を弁明「意図が歪んでしまった」
カルロス・サインツJr.は、これまでの自分の発言が思ってもない方向へ歪められてしまっていると話した。








トロロッソのカルロス・サインツJr.(トロロッソ)は、これまで話した自分の野望に関する発言が、歪められて伝わっていると考えている。
今シーズン、サインツJr.はルノーF1チームからオファーを受けていたが、レッドブルは彼を留まらせるというオプションを行使した。
彼は常にレッドブルへステップアップしたいと話していたが、マックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドは来年もレッドブルとの契約を保持している。
これまでのサインツJr.のコメントによって、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーや、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコ、またトロロッソのチーム代表のフランツ・トストらに、彼の誠実さを疑わせることになってしまった。
サインツJr.は、レッドブルには感謝しているが、トロロッソよりも上に行きたいという野望を持っていると何度も話していると主張している。一連の騒動については、こう話した。
「おそらく、すべてのことが少し歪められてしまっている」
「先日僕が話したことは、何も変わったところはないと思っている」
「ひとりのドライバーとしても、野心のあるドライバーとしても、そして人間としても、僕の人生における最初の目標はレッドブルのドライバーになることであり、彼らと一緒に表彰台を争うことだ。僕は、すべてにおいて彼らに感謝している」
「今もF1においては、僕の知る限りすべてのことにおいてトロロッソやチームのスタッフに感謝している。でも僕には野望がある。僕の野望は、いつかレッドブルのドライバーになることであり、できれば、もっと後でそれが実現するよりも、早く実現した方がいいよね」
「僕の話したことは事実だ。トロロッソの12年の歴史の中で、4年間在籍したドライバーはいない。僕が4年目を迎えたら、チームの歴史において初めての(4年間在籍した)ドライバーになる」
「変な状況だった。普通は、ドライバーを育成するためのジュニアチームなのに、誰かを"泊める"なんて、奇妙な状況だった」
トストやホーナー、マルコらのコメントについて尋ねると、サインツJr.は次のように話した。
「僕はバカじゃない。何があったのか、物事がどうなっているのかを見ている」
「僕は少しびっくりした。F1では時々こういうことが起こるものだ。僕はここから学び、心のうちにとどめておくよ」
motorsport.comでは、レッドブルは先週、サインツJr.を2018年もレッドブルファミリーに留まらせるというオプションを行使したのではないかと考えている。
来年もレッドブルのどちらかのチームにいることは100%はっきりしているのかと質問されたサインツJr.は、次のように話した。
「その様子から判断すると、彼らは僕を信頼し続けてくれているようなので、僕にとっては素晴らしいニュースだ」
「僕のボスたちは僕のパフォーマンスに満足しているようだし、そういうのを鑑みると、答えはイエスだろう。でも2017年はとても長いし、物事は変わるかもしれない」
サインツJr.は移籍に関して他のチームとも話し合いをしてきたと考えられているが、他チームからオファーがあったかどうかについては言及しなかった。
「それについては話せないし、話さないつもりだ。そういうことを話すと、何か大きな話が出てくるかもしれないからね」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | カルロス サインツ Jr. |
チーム | アルファタウリ・ホンダ |
執筆者 | Lawrence Barretto |