【F1】サインツJr.、肉体強化のため「人生で一番厳しい冬」を過ごす
カルロス・サインツJr.は、新しいF1に必要な肉体を手に入れるため、「人生で最も厳しい冬」を過ごしていると語る。









2017年のF1マシンは、ダウンフォースが大幅に向上し、これまでのマシンよりもはるかに高いコーナリングスピードを有する。F1ドライバーはこのマシンを乗りこなすために、より強い肉体を手にしなければならない。
トロロッソのカルロス・サインツJr.は、体力を強化するため、クロスフィットトレーニングを取り入れている。彼は、これまでこれほどハードにトレーニングをしたことはないと認める。
「2017年には、F1が一歩前進する」
そうサインツJr.は語る。
「新しいマシンは、ドライブするのが肉体的にはずっと難しくなると考えられている。我々ドライバーは、それに応えなければならない。2016年の体力では、2017年には十分ではない。非常に厳しい1年になるだろう」
「間違いなく、この冬はデビュー以来最も厳しい冬だったと思う。3月の最初のレースまでには、F1デビュー以来、そして僕の人生でなったことのないような、理想的な肉体にする予定だ」
「僕は今年、クロスフィットトレーニングに出会った。しかし、僕がやっているのはクロスフィット以上のモノなんだ。なぜなら、最後にはF1でレースを戦っている状態にするから。つまり、心拍数を180〜190に上げ、それを1.5〜2時間キープするんだ」
そう説明するサインツJr.は、カートもまた、必要不可欠なトレーニングの一部であると言う。彼は特別なヘルメットを使い、コーナーでの横Gを人為的に増加させるよう、2kgの重りが取り付けられているという。
サインツJr.は現在22歳。彼はその年齢が優位性を発揮すると考えている一方、かつて強大なダウンフォースを発生していたF1マシンをドライブしたことがあると言う他のドライバー経験も、優位性を与えるだろうと考えている。
「21〜22歳が身体的にはピークにあると思うので、それがアドバンテージになると思う」
そうサインツJr.は語る。
「でも(ルイス)ハミルトン、(フェルナンド)アロンソ、(キミ)ライコネンといったベテランたちは、2005〜2007年頃の、強力なGフォースを経験しているからね」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | カルロス サインツ Jr. , ストフェル バンドーン |
チーム | マクラーレン , アルファタウリ・ホンダ |
執筆者 | Pablo Elizalde |