【F1】サインツJr.「SC解除後の加速については、ルールを設けるべき」

カルロス・サインツJr.は、セーフティカー解除後のリスタートに関するルールを設けるべきだと語った。

 先週末のアゼルバイジャンGPは、マシン同士の接触の影響やコース上のデブリを回収するために何度かレースが中断され、その結果3度もセーフティカーが出動する大波乱のレースとなった。

 8位でレースを終えたサインツJr.は、隊列の先頭を走るドライバーのペースが安定していなかったせいで後続のマシンが混乱したため、セーフティカー解除後のリスタートがレース中の最大の危険だったとレース後に話した。

「僕としては、それがレースで最も危険だったと思う」とサインツJr.は語った。

「先頭のドライバーがリスタートを待っていた時のペースは、速かったり遅かったりした。先頭の方の人たちが加速したり減速したりしている時に、後続のドライバーはまだコーナーにいた。ウォールもあるし、彼らのことが見えなかった」

「彼らは突然6速か7速で全開になって、またブレーキングしていた。僕は少し危険を感じたので、来年に向けてルールを考え直し、隊列のリーダーがプッシュすることを義務付けるべきだ」

 セーフティカーは3度出動したが、その3回とも、リスタート時の先頭はルイス・ハミルトン(メルセデス)だった。最初のセーフティカーでは、ハミルトンはターン16の出口で早めに加速した。しかしその際、彼は最初のセーフティカーラインを越える前にセーフティカーを追い抜きかけたため、ペナルティを受ける可能性につながるとチームから注意を受けていた。

 通常、ターン16以降は全開で走行する区間となっている。しかしハミルトンは、2回目と3回目のリスタート時に加速を大幅に遅らせ、ターン17からターン20の区間で加速した。

「ラップリーダーがターン16より前でリスタートした場合に備えて、あるいはターン16以降で全開にするというルールを作るべきだと思う。彼はターン16からレースを始めたんでしょ、違うの?」とサインツJr.は続けた。

「こういう長いストレートの間中ずっと、加減速を繰り返すことはできない。だから実際は、みんながスタートしようとしている時に突然加速したり、減速したりするんだ」

 昨年アゼルバイジャンで行われたGP2(今年のF2)のレースでは、セーフティカー解除後のリスタートで大混乱になったにもかかわらず、今年のF1のドライバーズブリーフィングでは、この件は問題にならなかったとサインツJr.は明かした。しかし彼は、ハミルトンが加速を遅らせたことを非難するつもりはなかったと話した。

「もし僕がラップリーダーだったら、同じことをしただろう」

 そうサインツJr.は語った。

「これは全くもってラップリーダーのせいじゃない。僕たちはみんな、スリップストリームを避けるために同じことをしていたんだろう」

「ルールを設けるべきだと思う。もしもっと気をつけることができれば、アクシデントを起こさずに済むだろう。それができなければ、状況は変わらず、もっとたくさんのことが起きるだろう。そういうことだ」

Additional reporting by Oleg Karpov

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 アゼルバイジャンGP
サーキット バクー市街地
ドライバー カルロス サインツ Jr.
チーム トロロッソ
記事タイプ 速報ニュース