【F1】サスペンション問題”渦中”のメルセデス、システムの合法性に自信

メルセデスの代表であるトト・ウルフは、開幕戦でチームのサスペンションに対して抗議されたとしても、心配することはないと主張している。

 メルセデスF1チームの代表であるトト・ウルフは、彼らが開発・運用していると考えられている”トリック・サスペンション”システムに対する抗議が開幕戦のオーストラリアGPで行われたとしても、心配するようなことはないと語った。

 メルセデスとレッドブルが開発し、運用していたと見られている”トリック・サスペンション”は、巧妙に設計された油圧サスペンションシステムによってマシンの姿勢を制御し、空気力学的に最適なマシン姿勢を維持しようというモノだ。

 昨年末にフェラーリがこのシステムの合法性をFIAに問い合わせて以来、チーム間でもシステムの合法性に関する議論が行われてきた。

 しかしながら協議による合意には至らず、来週始まるバルセロナでのプレシーズンテストまでに、FIAからこの問題に関する技術指令書が出される予定となっている。とはいえ、今後この問題がどのような進展を見せるのかは不透明な状況だ。

 フォースインディアのテクニカルディレクターであるアンディ・グリーンは、技術指令書が発行されるまで状況を見守ると語った。しかし彼は、技術指令書には法的拘束力がないため、フェラーリは決定的な裁定を求めて、開幕戦が行われるメルボルンでトリック・サスペンションシステムに対する抗議を行うだろうと述べている。

 サスペンション技術の開発を推し進めているチームのうちのひとつであると見られているメルセデスにとっては、FIAがトリック・サスペンションを禁止した場合や、メルボルンでサスペンションに対する抗議が行われた場合、シーズンの序盤に大きな頭痛のタネを抱えることになるだろう。

 しかし、23日にシルバーストンで行われたメルセデスの新車発表の場で、ウルフはこの問題もどこ吹く風で、完全にリラックスしていると語った。

 motorsport.comがウルフにサスペンション問題について尋ねると、彼は「サスペンションシステムや、その合法性についてTRM(テクニカル・レギュレーション・ミーティング)で議論が行われている」と語った。

「メルセデスに関しては、この問題に対して自信があるし安心している。我々はルールに何が書いてあるか理解しているし、何が許可され、何が許可されないかわかっている」

「シーズンの開幕にはよくある”盛り上がり”だと思うし、我々にとって心配することではない」

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シリーズ F1
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース