【F1】ザウバーTDザンダー「C36は空力の安定性を重視した」

ザウバーの新しいテクニカルディレクターであるヨルグ・ザンダーは、C36は「空力の安定性を求めたマシン」と解説した。

 ザウバーには今季から、新しいテクニカルディレクターとしてヨルグ・ザンダーが加入した。ザンダーは昨年までWECのアウディに所属。しかし、チームがWECからの撤退を決めたことで、ザウバーへの移籍を果たしたのだ。

 そのザンダーは新車C36について、次のように解説する。

「(C36は)ダウンフォースを最大化するのではなく、空力面での安定性を重視した」

 確かにこの日公開された画像を見ると、前後のウイングは実にシンプルな形状に見える。しかし、前後のアーム類の形状や取り付け位置、ディフューザー上部の絞り込みと広く確保された空間などを見ると、フロア下の気流を積極的に安定させようとした意図が感じられる。

 もうひとつ今季マシンを生み出す上で重要だった点は、パワーユニットを早期に決めることができたことだったという。

 ザウバーは昨年の早い段階で、2017年は型落ち(2016年モデル)のフェラーリ製パワーユニットを使うことを決めていた。

「財政面もそうだが、すでに信頼性が確保されたシステムでシーズンをスタートすることができる」

 これについてザンダーは、そう評価している。そして、以下のように付け加えた。

「早くから開発をスタートし、エンジンが置かれる環境を定義できたのは大きなアドバンテージだった。なぜなら、チームはエンジンに精通し、トランスミッションとエンジンが必要とする冷却性能を知ることができたからだ」

 昨年のザウバーは、2回行われたプレシーズンテストのうち1回目を、新車の準備が間に合わなかったため、前年モデルで走らねばならなかった。新車でテストしたのは後半のみで、明らかに走行不足。そしてそのまま開幕を迎えねばならなかった。しかし今年は、最初のテストからニューモデルを走らせることができそうだ。

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シリーズ F1
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