【F1】ザク・ブラウン、ロンドンGPの実現は「無理難題だ」

マクラーレンのザク・ブラウンは、ロンドン市街地でのグランプリ開催は、到底難しいことだと確信しているという。

 イギリスGPをロンドンの市内で行おうという意見が相次いでいるが、マクラーレンのチーフ・エクゼクティブ・ディレクターであるザク・ブラウンは、それは”無理難題”であると語り、シルバーストンが唯一の現実的な場所であると信じているという。

 シルバーストンのオーナーであるBRDC(英国レーシンング・ドライバーズ・クラブ)は今年のイギリスGP前に、F1の開催契約を2019年をもって打ち切ることを発表した。そのため、イギリスGPの長期的な未来は不安視されており、代替計画が持ち上がっているという推測がなされてきた。

 特にロンドン中心部で行われたF1デモランイベント”F1ライブ・ロンドン”が成功したことにより、ロンドン市内でF1を開催するという話が取り沙汰されてきた。

 しかしブラウンは、ロンドンの市街地を1週間にわたって閉鎖し、レースを行う可能性を疑問視している。

「人々はロンドンでのグランプリ開催について話をしているが、私はそれは、無理難題だと考えている。そしてシルバーストンは、依然としてイングランドにおけるF1レースの本拠地だ」

 そうブラウンは説明する。

 なぜロンドンでのF1開催が難しいと思うのかと尋ねられたブラウンは、次のように語った。

「ロンドンGPを開催するために必要なインフラは、他のストリートレースとは違うと思う。ただし、オリンピックスタジアムやオリンピックパーク周辺は例外だが。そしてシルバーストンでのレースは素晴らしい。それを夢見るのはいいことだと思うけどね」

 ブラウンは最近、リバティ・メディアがシルバーストンを買収し、グランプリレースの”核”とすることを提案していた。これについて彼は、実現は難しそうだとしながらも、シルバーストンでのレースが存続することについては楽観視している。

「彼らはこの問題を解決すると思う」

 そうブラウンは言った。

「私の見解では、彼ら(リバティ・メディア)はそれ(シルバーストン)を買うべきだ。しかしただ売るだけではないし、それが唯一の解決策ということでもないだろう」

「収入にはギャップがあるが、どうやったらイギリスGPからより多くの収益を得ることができるだろうか? その方法は、間違いなくあると思う」

”F1ライブ”を世界中で!

 ロンドンGPの実現については懐疑的なブラウンだが、F1ライブ・ロンドンのようなイベントは、世界中で再現できると考えている。

「素晴らしいイベントだった」

 そうブラウンは語った。

「大きな支持があった。そしてそこにいたほとんどの人にとって、素晴らしい光景だった」

「リバティが話した、20の”スーパーボウル”の例と同じだと思う。NFLがしていることは、イベントの週に街にやってきて、そして彼らは全く新しいレベルでファンと交流し、その街を占拠するんだ」

「それはまさに、ロンドンでやったのと同じだ。おそらく、すべての開催地でそれを行うことはできないだろうが、ローテーションを基本とすればうまく働く可能性がある」

 そしてブラウンは、次のように付け加えた。

「5人のドライバーがいれば、何か影響力のあることを行うことができるだろうか? 私の見解では、ドライバーたちが将来スーパーライセンスを得る時、その一部としてF1での貢献とF1の市場以外での露出に貢献することを規定しておけばいい」

「F1はこれをパッケージ化してプロモーターや都市に提供する。なぜなら、我々は最終的には、ファンによって生計を立てることができているからだ」

「我々はイベントに参加したり、または間接的に貢献することで、収入を得ている。ファンはこのスポーツに”燃料”を供給する存在だ。そして、ファンの支持を受け続けていくことを確実にするために、必要な投資をしていかなければならない」

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース