【F1】シンガポールGP開催は来季まで? エクレストンがその可能性を示唆
シンガポールGPは、来季のレースを境にF1カレンダーから退くことを考えているようだ。








マリーナベイ・ストリート・サーキット(シンガポールGP)は、来季予定されているレースの終了後、F1との契約が切れる。シンガポールGPの主催者が来季以降の契約を更新するかどうかは、現在疑問視されている。
F1のCEOであるバーニー・エクレストンはドイツの出版社(Auto Motor Und Sport)のインタビューに対し、シンガポールGPの主催者は契約を延長しないという考えを示していることを明かした。
彼はまた、世界チャンピオンのメルセデスでさえも数年後にはF1から退いても驚くべきことではないと語った。
「メルセデスとフェラーリが退く可能性はある」とエクレストンは次のように語った。
「しかし正直に話すと、レースが良くなれば、さして恐ろしいビジョンではないかもしれない」
「我々はメーカーがF1を離れる日を待つしかない。チャンピオンのメルセデスもいつか撤退するだろう。ホンダ、BMW、トヨタがその例だ。F1で自分たちのために仕事をするのが彼らだ。感謝はない」
「主催者も同じことだ。今までのシンガポールGPを思い出して欲しい。そうだ、F1は多くの金を要求したが、彼らもF1で利益を得られたはずだ」
「シンガポールGPはどこかに飛んでいく飛行機というわけではない。彼らは彼らの目的があってそれを達成した。彼らはもはやF1主催を望んでいない」
シンガポールGPの長期的な将来像は、2016年のドイツGPとブラジルGPにも通じる。
エクレストンは、まだ主催が確定していない開催地に関して次のように語った。
「我々はカナダGPをカレンダーに残留させるために全力を尽くしている。困難であろうともブラジルGPも同じ状況である」
「ホッケンハイム(ドイツGP)の問題も、他のヨーロッパのレースも同じ扱いをしなければ、ドイツGPを優遇することはできない」
【関連ニュース】
エクレストン「ブラジル&ドイツの2017年F1開催は危機的状況」
フェリペ・マッサコラム:「最後のブラジルGPは、忘れられないレースになる」
この記事について
シリーズ | F1 |
執筆者 | Jonathan Noble |