【F1】ストラテジーグループ、トラックリミットとペナルティ基準について検討
トラックリミットとペナルティの基準が、ジュネーブで行なわれているストラテジーグループの会合の主題のようだ。








F1のストラテジーグループの会合がスイスのジュネーブで開かれ、リバティ・メディアのチェース・キャリーが立会人として初参加。バーニー・エクレストンやジャン・トッド、F1のトップ6チームの代表が出席した。
エクレストンは、最近のペナルティの多さにはフラストレーションを示しており、特にメキシコで3位がレース後に2回変わったような状況を避けるために、F1のルールブックを書き直すべきだと呼び掛けている。
議論は主に、ペナルティに一貫性を持たせ、可能な限りレース後に議論の余地がないことを保証しようということに集中していた。
ドライバーに競争を許可しながら、他の競技者を潜在的に危険にさらすような動きにはペナルティを科す必要があると一般的に合意された。
また、メキシコのターン1で起きたようにコーナーをカットし、アドバンテージを得てコースに合流するケースに対処するために、さらなる試みが必要であると示唆された。
一貫性に関しては、過去に試されて廃止された、常任スチュワードの案も検討された。
現在のF1パワーユニットのエンジン音に対処する提案については、コストの理由から明確に却下された。コクピット保護デバイスであるHALO(ハロ)も議題のひとつであり、2018年の導入計画が確定するより前に、より多くのドライバーのフィードバックが必要であると合意された。
現在のCFDと風洞制限の代替案の導入についての、2案もそれぞれ却下された。フォースインディアが提案した案は風洞からCFDへの完全移行。マノーが提案した案は、ほとんどのライバルが好む60%の風洞モデルではなく、より安価で効率の良くない50%の風洞モデルを使うことで風洞の使用時間を10%延長するという案だ。どちらのアイデアも、ビッグチームからの指示を得ることはできなかった。
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シリーズ | F1 |
執筆者 | Adam Cooper |