【F1】ストロールがクラッシュ。ウイリアムズ最終日の走行に黄信号

ウイリアムズの新人であるストロールは、バルセロナ合同テスト3日目の午後、クラッシュを喫したことでマシンを損傷させた。

 バルセロナで行われている合同テストの3日目の午後、ウイリアムズのランス・ストロールはターン5の出口でクラッシュし、左フロントサスペンションとフロントウイングを損傷させた。

 ストロールは2日目の午後にもターン9でクラッシュを喫しフロントウイングを破損しており、スペアパーツを装着していた。現在ウイリアムズは、3日目に破損した箇所を修理することができるかどうか調査中だ。

 ウイリアムズのパフォーマンスチーフであるロブ・スメドレーは、今回のクラッシュに関して次のように述べている。

「現在、クラッシュによるマシンの損傷の具合を調査している。マシンの左側にダメージがあるが、それを詳しく見ている」

「今の所、クラッシュによる損傷の具合やそこから想定される不測の事態について、十分な判断を下すことはできない」

「(最終日の走行可否について)まだわからないが、我々は懸命に取り組むつもりだ。テスト最終日は本当に重要な日だ。今日はマシンを学ぶことができた良い日になったと思う。明日もそれを続けられるかどうかはまだわからないが、明日までにマシンを用意することを目標にしてやっていく」

ストロール「被害者のようなもの」

 ストロールは、クラッシュの原因について未だ断定的な答えは出ていないが、インシデントに対し気を揉んでいる様子ではない様子だ。

「レースして、プッシュしていれば、起こり得ることだ」

 クラッシュに対してストロールはそう語った。

「やらなければならないのは、それを最大限に生かす方法を見つけ出すことだ。チームの誰もがポジティブで、良い1日だったんだ。最後に起こったことは確かに残念だったけど、小さな問題は起こり得るし、そこから前進しなければいけない」

「クルマに問題があったんだ。言わば僕はその状況の被害者のようなものだ。僕たちはまだ原因を解明している途中だから、詳細を伝えることはできない。何かが起き、マシンがクラッシュした。今言えるのはそれだけだ」

責任はない

 今回の合同テストでストロールは、2日目に1回、3日目に2回の計3回スピンしている。スメドレーはその事実に対し、新人であるストロールを批判するのは間違いだと主張した。また彼はその原因がその時のタイヤの特性にあったと非難している。

「ふたりのドライバーが今季のタイヤについて多くのことをフィードバックしてくれたと思う」

「タイヤに頼ることはいいことだが、時折非常に扱いにくくなることがある」

「ランスは冷えたミディアムタイヤを装着し、燃料を大量に積んだマシンでアウトラップを走行している時にスピンを喫した」

「彼はそのインシデントにおける無罪の被害者だ。そのインシデントは彼の予期せぬマシンの挙動の乱れによって起き、その挙動の乱れによってクラッシュを引き起こした。我々は彼に責任はないと考えている」

「彼はチームを失望させたと感じるべきではない。そうでなければ、我々は酷く批判的な文化を持つチームになってしまう。我々はそれを望んでいる訳ではない」

「今日の出来事をランスのミスのせいだとは言わないだろう。彼はアウトラップだったし、冷えたタイヤを履いていた。そこに彼が非難されるようなことはなかった。いつも通り、主な焦点となるのは原因究明と今後の解決策を考えることだ」

Additional reporting by Jamie Klein

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 Barcelona pre-season testing I
サーキット サーキット・デ・カタルニア
ドライバー ランス ストロール
チーム ウイリアムズ
記事タイプ 速報ニュース