【F1】スペインGP予選詳報:首位ハミルトン。ベッテル0.051秒差で2番手

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【F1】スペインGP予選詳報:首位ハミルトン。ベッテル0.051秒差で2番手
執筆: Ben Anderson
2017/05/13 15:34

F1第5戦スペインGP予選が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。

 5月13日、F1第5戦スペインGP予選が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。2番手には0.051秒という僅かな差でフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続いた。

 会場となるカタロニア・サーキットは、フリー走行3回目(FP3)に引き続き好天候に恵まれ、気温26度、路面温度44度というコンディションだった。

Q1:アロンソQ2進出、バンドーンはQ1敗退。

 まず18分間のQ1がスタートし、最初にマクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンがコースイン。それにザウバー、フォースインディア、ハース、それにFP3でマシントラブルに見舞われたフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続いた。

 ベッテルは、FP3終了後2時間以内でエンジン(ICE)交換を行って予選に臨んでいた。まずインスタレーションラップを行うベッテルは良い感触を得たのか、チームの懸命な作業に対し感謝を述べた。しかし、しばらくするとマシンはスローダウン。チームはピットインを指示したが、ベッテルがマシンのセッティングを変えたところ調子は好転したようで、そのままタイムアタックを行なった。

 セッション残り9分のところで、メルセデスのルイス・ハミルトンが1分20秒511をマークしトップに浮上。それにベッテルとバルテリ・ボッタス(メルセデス)が0.4秒遅れで続いた。

 セッション残り3分でフェラーリのキミ・ライコネンが1分20秒742をマークし、ベッテルを上回って2番手となった。

 セッション終盤、Q2進出を賭けてQ1敗退圏付近に位置するドライバーたちが続々とコースイン。そのうちのフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、ラストアタックで好タイムを記録。10番手に浮上してQ1進出を確定させた。その僚友であるストフェル・バンドーンは自己ベストを更新するものの、19番手に沈んだ。

 Q1敗退となったのは、マーカス・エリクソン(ザウバー)、ジョリオン・パーマー(ルノー)、ランス・ストロール(ウイリアムズ)、バンドーン、ダニール・クビアト(トロロッソ)だった。

Q2:アロンソは今季初Q3進出!

 15分間のQ2では、まずメルセデスのふたりとライコネンが先頭でコースイン。早速ハミルトンが、Q1でのベストタイムを凌ぐ1分20秒210をマークしてトップに立った。それにボッタスが0.090秒差、ライコネン0.4秒差で続いた。

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、1分20秒722とライコネンの0.1秒遅れのタイムを記録し4番手へ。その後にベッテルが1分20秒295をマークして、メルセデス勢の間に割って入り、2番手となった。

 セッション残り3分を切ったところで、Q2敗退圏内にいるルノーのニコ・ヒュルケンベルグが生き残りを賭けてコースイン。10番手のアロンソもこれに続いた。

 それまでのセクターでベストタイムをマークしていたハースのロマン・グロージャンは、最後のシケインでタイヤをロックさせ、コースアウト。タイムを残すことなくピットに戻った。

 ラストアタックでは、まずはアロンソが7番手タイムをマーク。その後、フォースインディア勢とフェリぺ・マッサ(ウイリアムズ)がアロンソのタイムを上回るが、なんとかアロンソは10番手に踏みとどまり、今季初のQ3進出を果たした。会場からは拍手喝采が湧き上がり、連日緊迫した様子だったマクラーレン・ホンダのピット内にも笑顔が溢れた。

 Q2敗退となったのは、ハースのケビン・マグヌッセン、母国戦のカルロス・サインツJr.(トロロッソ)、ヒュルケンベルグ、グロージャン、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)だった。

Q3:首位ハミルトン。アロンソ、母国戦で7番グリッド確保!

 12分間のQ3のセッションのスタート。グリーンシグナル点灯と同時に各車はボッタス、ハミルトン、ベッテル、ライコネンの順でコースインした。

 まずは最終コーナーでスライドしてしまったボッタスが1分19秒390をマーク。それをハミルトンは1分19秒149をマークして上回った。フェラーリのふたりはトップのハミルトンに約0.2~0.5秒遅れで続いた。フェルスタッペンは1分19秒台を記録し、そのフェラーリのふたりの後につけた。

 上位3チーム以外のドライバー達は1アタックに一縷の望みを賭け、セッション残り3分を切ったところでコースイン。タイヤをリフレッシュした上位勢もポールポジションを狙うべく、最後のアタックに向かう。

 まずアロンソが7番手タイムにジャンプアップ。フォースインディアのエステバン・オコンのタイムを上回った。

 チェッカーフラッグが振られる中、ボッタスが1分19秒200と自己ベストタイムを更新するが、ポジションを上げられず。次にハミルトンがスタート/フィニッシュラインを横切るも、自身のベストタイムを更新することができなかった。最後のシケインでタイムロスをしたとチーム無線で訴えるも、唯一タイムアップしたベッテルが、ハミルトンの0.051秒という僅差で2番手となった。ライコネンは4番手止まりで、その後方にフェルスタッペン、ダニエル・リカルドとレッドブル2台が続いた。

 アロンソはさらにタイムを伸ばし1分21秒048をマーク。そのタイムはフォースインディア勢とマッサを寄せ付つけず、7位ポジションを奪い取るには十分だった。

 8位以下はセルジオ・ペレス(フォースインディア)、マッサ、オコンという順位だった。

 決勝は、明日(5月14日)の日本時間21時よりスタートする。

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F1 2017 スペインGP 予選結果

ClaドライバーChassisエンジン時間ギャップkm/h
1 44 united_kingdom  ルイス ハミルトン  Mercedes Mercedes 1'19.149   211.727
2 5 germany  セバスチャン ベッテル  Ferrari Ferrari 1'19.200 0.051 211.590
3 77 finland  バルテリ ボッタス  Mercedes Mercedes 1'19.373 0.224 211.129
4 7 finland  キミ ライコネン  Ferrari Ferrari 1'19.439 0.290 210.954
5 33 netherlands  マックス フェルスタッペン  Red Bull TAG 1'19.706 0.557 210.247
6 3 australia  ダニエル リカルド  Red Bull TAG 1'20.175 1.026 209.017
7 14 spain  フェルナンド アロンソ  McLaren Honda 1'21.048 1.899 206.766
8 11 mexico  セルジオ ペレス  Force India Mercedes 1'21.070 1.921 206.710
9 19 brazil  フェリペ マッサ  Williams Mercedes 1'21.232 2.083 206.298
10 31 france  エステバン オコン  Force India Mercedes 1'21.272 2.123 206.196
11 20 denmark  ケビン マグヌッセン  Haas Ferrari 1'21.329 2.180 206.051
12 55 spain  カルロス サインツ Jr.  Toro Rosso Renault 1'21.371 2.222 205.945
13 27 germany  ニコ ヒュルケンベルグ  Renault Renault 1'21.397 2.248 205.879
14 8 france  ロマン グロージャン  Haas Ferrari 1'21.517 2.368 205.576
15 94 germany  パスカル ウェーレイン  Sauber Ferrari 1'21.803 2.654 204.858
16 9 sweden  マーカス エリクソン  Sauber Ferrari 1'22.332 3.183 203.541
17 30 united_kingdom  ジョリオン パーマー  Renault Renault 1'22.401 3.252 203.371
18 18 canada  ランス ストロール  Williams Mercedes 1'22.411 3.262 203.346
19 2 belgium  ストフェル バンドーン  McLaren Honda 1'22.532 3.383 203.048
20 26 russia  ダニール クビアト  Toro Rosso Renault 1'22.746 3.597 202.523
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シリーズ F1
イベント スペインGP
サブイベント Saturday qualifying
ロケーション サーキット・デ・カタルニア
執筆者 Ben Anderson
記事タイプ 予選レポート