【F1】テスト最速のライコネン「まだペースを上げることはできる」
合同テスト最終日にトップタイムを記録したキミ・ライコネンは、まだ真のペースを隠し持っていることを示唆しているという。






バルセロナで行われた合同テスト最終日、スーパーソフトタイヤで走行していたフェラーリのキミ・ライコネンは、1分18秒634を記録した。それはテスト3日目時点で、チームメイトのセバスチャン・ベッテルが記録した総合トップタイムの1分19秒024をさらに上回るものだった。
その後、ライコネンはウルトラソフトタイヤに履き替えて再び走行を行なったものの、ラップタイムを更新することはできなかった。
テスト3日目の後、メルセデスのルイス・ハミルトンは、フェラーリがまだ真のペースを隠し持っていることを示唆していた。ライコネンはそれを肯定し、さらにフェラーリがペースを上げることができることを認めた。
「(最速タイムよりも)もっと速く走ることはできるが、それはテストの目的ではない」とライコネンは言う。
「僕たちがさらに改善を行えるものはたくさんあるが、まだ今はテストの一部に過ぎない。僕たちは今日の走行にとても満足している。2週間のテスト日の中で、良かったと思えるテスト日のうちのひとつだ」
「ただまだ何も始まっていない。シーズン前の段階では大丈夫だと思うが、シーズンが始まってからどうなるのか、様子を見てみることにする」
ライコネンは、昨年に比べると2017年のシーズン前の進捗はかなり良いと語った。またフェラーリの競争力については計り知れないとも述べた。
「少なくともポジティブであることには間違いない」
「マシンもうまく走っているし、テスト初日に比べると感触がかなり良くなった。冬の間にチームが信頼性の高いマシンを準備してくれたおかげだ」
「1年前に比べると多くの点で良い状況だと思える。ただ、最初のレースで僕たちがどのポジションにいれるのかはわからない。いつの冬も同じことしか言えない。3週間後にはその答えがわかるはずだ」
Additional reporting by Roberto Chinchero
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | Barcelona pre-season testing II |
ロケーション | サーキット・デ・カタルニア |
ドライバー | キミ ライコネン |
チーム | フェラーリ |
執筆者 | Pablo Elizalde |