【F1】トロロッソ「レースを面白くするために分配金を均等化すべき」

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【F1】トロロッソ「レースを面白くするために分配金を均等化すべき」
Valentin Khorounzhiy
執筆: Valentin Khorounzhiy
協力: Jonathan Noble
2017/03/23 3:52

トストはチーム間の予算額が同じレベルになれば、ショーを大幅に向上することができると考えている。

Race winner Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid crosses the finish line at the end of the race with second place World Champion Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H, follows Carlos Sainz Jr., Toro Rosso STR12
Carlos Sainz Jr., Scuderia Toro Rosso STR12
Daniil Kvyat, Scuderia Toro Rosso STR12, Max Verstappen, Red Bull Racing RB13
Franz Tost, Scuderia Toro Rosso Team Principal
Franz Tost, Scuderia Toro Rosso Team Principal
Scuderia Toro Rosso logo
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08
Carlos Sainz Jr., Scuderia Toro Rosso STR12 and his father Carlos Sainz
Carlos Sainz Jr., Scuderia Toro Rosso STR12
Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W08
Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W08
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W08 leads Max Verstappen, Red Bull Racing RB13

 トロロッソのチーム代表であるフランツ・トストは、F1の新しいオーナーであるリバティ・メディアの指揮の下で行われる賞金配分システムの再構築に期待を寄せている。

 彼は、これが実施されるのはチームとF1商権所有者間の契約(コンコルド協定)が終了する2020年以降の話になると理解している。その中で、メーカーとプライベーターの予算額が分け隔てなく平等なものになることが、より面白いレースを生み出す最善策になるという。

 トストはmotorsport.comに対し、次のように語った。

「トロロッソなどのチームがトップチームよりもはるかに少ない金額しか分配されないというのは、正当なものではない」

「多くの観客は、フェラーリやレッドブルなどのトップチームを応援するために来場している。それはそうだろう。しかし、プライベートチームが誰も参加していないF1も、誰も見に来ることはないだろう。それは退屈だからだ」

「多くの人は、10~12チームが争いあっているF1を見たいと思っている。だからこそ、私は賞金分配の比率は変更されるべきだと考えている。今よりも公平な方法でね」

「ショーを改善し、もっと面白いレースを考えなければならない。オーバーテイクが頻繁に起こる、エキサイティングなレースをだ。これを実現するのは、チームが同様の予算額で活動している場合のみ可能だ」

新規則は十分ではない

 2017年のF1の新しいレギュレーションによって、マシンは高速化し、操縦に対する難易度が上がった。一方でタイヤの耐久性が向上されたため、オーバーテイクの回数が減少し、レースの質が落ちるのではないかという声がシーズンオフ中に上がっている。

 しかしトストは、新しいレギュレーションがレースの質に「影響を及ぼすことはない」と考えているようだ。

 バルセロナでのシーズン前テストでは、フェラーリが総合トップタイムを記録して終えた。それでもトストは、メルセデスが2017年で厳しい挑戦に直面することはなく、依然として最前列にいると信じており、レースはエンターテイメント面での価値を失う可能性があると警告している。

「彼ら(メルセデス)は、まだアドバンテージを持っているように見える。もし実際にそうなれば、レースは以前と同じくらい退屈なものになるだろう」

「新しいレギュレーションによって、コーナーでより多くのダウンフォースがかかることと、メルセデスがアドバンテージを持っているということは関係のないことだ。前にいる限り、彼らはどんどん先に行くだろう。彼らのパワーユニットは強力なため、それをオーバーテイクすることは困難なことだ」

「何のためのF1なのかを忘れてはいけない。F1はエンターテイメントなんだ」

高価すぎるパワーユニット

 またトストは、今季より廃止されたパワーユニットのトークンシステムの再導入を支持していると述べた。それは現在支払っているコストがプライベーターチームにとって高額であるため、パワーユニットの開発進捗をできる限り平均化することでコスト削減を可能し、さらにレースを面白くすることができるとトストは語った。

「トークンシステムがなくなった今、開発には資金が必要になり、カスタマーチームはそれを支払う義務を追う」

「我々は、パワーユニットのために多額の資金を支払わなくてはならない。現在支払っている半額でさえ、我々にとっては高すぎる。遅かれ早かれ、凍結してほしい。メーカーと同じレベルにいれることができればコストも抑えられる」

「2017年のマシンはタイヤの幅が広くなり、見た目も美しくなった。それは本当に素晴らしいことだ。F1にとっていいことだが、それよりも今一度、レースを面白いものにしなくてはいけない」

「人々が見たいのは、できる限り、最後のレース、もしくはラスト2レースでチャンピオンが決定するというレースだ。昨年、我々はとてもラッキーだったと思う。なぜなら結果的に、最終戦のアブダビGPで素晴らしいレースをすることができたからだ。しかし、1チームだけでなく、より多くのチームがそれに関わっているべきだ」

Interview by Jonathan Noble, Oleg Karpov & Roberto Chinchero

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この記事について

シリーズ F1
チーム トロロッソ 発売中
執筆者 Valentin Khorounzhiy
記事タイプ 速報ニュース