合同テストではPUトラブルに見舞われたトロロッソだが、問題を解決し、トップチームに次ぐ位置につけると考えている。
トロロッソは、テストで起きたルノー製パワーユニットの問題を解決し、中堅グループの中でトップを走れるだろうと自信を持っている。
バルセロナで行われた1回目の合同テストでは、新設計のルノー製パワーユニットの信頼性に課題を抱えたトロロッソだが、同チームのカルロス・サインツJr.もダニール・クビアトも、シャシー自体のパフォーマンスには満足しているようだ。
また問題となっているパワーユニットの信頼性の問題も解決できるだろうと考えており、チーム代表のフランツ・トストは、メルセデス、レッドブル、フェラーリに次ぐ位置につけるだろうと楽観的に捉えている。
「他のチームがどれくらい燃料を積んで走っているのかわからないが、トロロッソは中堅グループの中でトップを走ることができると思っている」
「我々のマシンに関しては、速くて、ドライバーたちもきちんと仕事をこなしていたと思う。もし技術面のこともすべてコントロールできていれば、我々の目標を達成することができるだろう」
トロロッソでテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、最初の合同テストでいくつかのチームが競争力を発揮していたことから、今シーズンの中堅グループの争いは特に拮抗したものになると考えている。
最大のライバルはどのチームになりそうかと尋ねたところ、「ハースはかなりその可能性があるし、そうなりそうな様子だった」とキーは話した。
「来週のテストや開幕戦に向けて、どの程度改善してくるのかを考えなければならない。彼らは良い仕事をしていた」
「ルノーもそうだ。彼らとはタイトな戦いになる可能性があるので、どうなるのか見てみよう。彼らは昨年よりもバランスが取れているように見える。またウイリアムズやフォースインディアについては、現時点でコメントをするのは難しい」
彼はマクラーレンやザウバーに関しては言及していないが、この2チームも重要かと訊くと、こう答えた。
「彼らに無礼な態度を取っているわけではないが、質問の内容は、『どのチームが強そうに見えたか』だったはずだ。現段階ではその2チームについては何も言えない」
「我々と同じで、マクラーレンはテストで問題を抱えていた。彼らは明らかにプログラムを完全に消化できていない。でも、どこのチームもとても速そうだ」
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