【F1】ハミルトンが処分を受ける? 「”無秩序さ”に厳しく対応することもある」とメルセデス

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【F1】ハミルトンが処分を受ける? 「”無秩序さ”に厳しく対応することもある」とメルセデス
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
2016/11/28 10:50

アブダビGPでの一件で、ハミルトンへの処置を検討中であることをメルセデスは明らかにした。

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid leads Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid leads Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid leads at the start of the race
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 and team mate Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 at a team photograph
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid leads team mate Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
The podium: second place Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 celebrates his World Championship with race winner and team mate Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1

 メルセデスのルイス・ハミルトンが2016年ドライバーズチャンピオンになるには、自身が優勝しただけでは叶わないことだった。彼が優勝し、チームメイトのニコ・ロズベルグが4位以下でなければならなかったのだ。そのためハミルトンは、最終戦アブダビGPのレース終盤で首位を走っていた際、走行ペースを落とし、2番手のロズベルグを背後に迫るライバルたちの方へ追いやった。

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルがスーパーソフトに履き替えペースアップしたことで、メルセデスはチームが勝利を失うリスクを感じ、ハミルトンにペースアップを促し続けた。しかし、ハミルトンはチームからのオーダーを無視し続け、エグゼクティブディレクターのパディ・ロウに対しても同様の態度をとった。

 それまでメルセデスはドライバー間を物事を均等に保つため、懸命に働いていた。無論、どちらかのドライバーを優先してピットストップ作戦をとることもしないように努めた。チーム代表のトト・ウルフは、ハミルトンに対し2017年のアプローチを変えざるを得ない可能性があることを明らかにした。またウルフは、ハミルトンに対し特定の処置をとることも否定しなかった。

 彼に如何なる対応をとる予定であったのかウルフに訊いたところ、次のように答えた。

「全体的な状況を見て、それは何を意味するだろうか?」

「なんでもできる。クリティカルなレースでは機能しないから、来季のルールを変更することもできる。我々はドライバーたちに自由に競争させたかったのだから」

「あるいは、もはや価値観が尊重されていないと感じるような厳しいやり方をすることもできた。180度考え方が違うものだが、針がどちらに動くはわからない」

 ウルフは、なぜハミルトンがロズベルグに対し、あのような行動をとったのか理解をしているが、チームオーダーに対し反撃的な態度をとることは間違っていると感じている。

「私には2つの考えがある。ひとつは、我々はメルセデスF1ファクトリーにいる1500人と共にあると同時に、ダイムラーにいる30万人の中のひとりでもあり、我々はそこで働いている人たちを尊重する必要がある。公共の場でそういった構造を損なうということは、チームの前に自分を優先していることになる。つまり、とても簡単なことだ。無秩序の人間はどのチームや企業でも通用しない」

「もうひとつは、チャンピオンシップを獲得する最後チャンスであり、そういった場面でレーシングドライバーに何かを要求することはおそらくできないという考えだ。その状況が最高でなければ彼の本能はマシンの中にあり、その本能が彼を状況に従うことを無視させた」

「今回で前例ができたので、今後のために解決策を見つけなければいけない。とりあえず、これは解決策が思い浮かぶまで眠らせよう」

理想の解決策とは

 またウルフはドライバーとチーム、またファンにとって、満足のいく対応を見つけることが容易ではないと語った。

「それは容易ではない」と彼は語った。

「この3年間で、我々はチームの中で価値を創造できるような環境を作り出そうとした。理由のひとつはこのチームを担当しているドライバーがその価値を見出そうとしていたからだ」

「あらゆる状況でルールを策定することは不可能だ。これはモーターレーシングであり、全ての状況において企業による解決策があるのならば、最も退屈なスポーツに成り下がるだろう」

「意義のある論争が多く交わされ、面白いレースをしていた。それが我々が達成しようとしている理想的なF1じゃないのか?」

「このようなトリッキーな出来事は、チームの将来にどのような影響を及ぼし、どのように進歩させることができるのだろうか。しかし今、彼らは”レースすること”ができることは確かだ」

「過去3年間、”レースすること”を認められていなかった。常に、いかにスムーズな走りを見せて、いかに優勝するかということを念頭に置いていた。これは何年も前にレッドブルやフェラーリで起きたことであり、おそらく他のチームでも同じことがあると思う」

「我々がどれほど信用されているのかわからないが、ヘッドラインが必要だ。我々は過去3年間でその状況をちゃんと対応してきた」

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