【F1】ハミルトンのミスを悔やむメルセデス、スタートに逆転を賭ける
メルセデスのチーム代表トト・ウルフは、ルイス・ハミルトンの予選Q3最初のアタックがうまくいっていれば、ポールを争えたはずだと語った。






第11戦ハンガリーGPの予選Q3、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は最初のアタックの際にターン4でオーバーラン。タイヤを替えて臨んだ2回目、3回目のアタックでもフェラーリ勢には及ばず、4番グリッドに留まった。
メルセデスのチーム代表、トト・ウルフは1回目のアタックのミスのせいで、ハミルトンがポールポジションを争うことができなかったという。
「予選を通じて我々はマシンを改善しており、我々はポールポジションを争うことができたはずだと、私は思う」
そうウルフは語った。
「しかし、ルイスにはミスがあり、最後の走行で妥協を強いられてしまった。だから、実際のところ(フェラーリとのペース差は)問題ない」
ハミルトンは予選Q2をトップで通過しているが、予選を通じて何度も、タイヤのバイブレーションを無線で訴えていた。ウルフはこの問題について、チームは原因を追求しなければならないと話した。
ハンガロリンクは、オーバーテイクが事実上不可能だと考えられているサーキット。ハミルトンは日曜日のレースに向けて、フェラーリに勝負を挑むことができるとすれば、それは戦略がうまくいった場合だと考えているようだ。
「ここでオーバーテイクすることはできない。戦略でどうにかできなければ、1列縦隊になる可能性がすごく高い」と、ハミルトンは述べた。
「フェラーリにトラブルでもなければ、彼らをパスするのはほとんど不可能な仕事だろう。どうなるか見てみよう。僕たちはできることはすべてやるし、少なくともいくらかはポイントを獲得することができるだろう」
ウルフは、チームにとって最大のチャンスはレースのスタートにあると語っている。
「オーバーテイクは非常に難しい」とウルフは述べた。
「彼らを飛び越える可能性が一番高いのはスタートだ。最初のコーナーまでの距離は非常に長い。戦略で賢くやっても、あまり多くの可能性はないだろう」
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