【F1】ハミルトン「ベッテルを他のどんなドライバーより尊敬している」

ルイス・ハミルトンは、これまで対峙してきたどんなライバルよりも、セバスチャン・ベッテルとの戦いに敬意を抱いていると語った。

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、中国GPで勝利を収めたことで、フェラーリのセバスチャン・ベッテルと並びポイントランキングの首位に立った。そしてハミルトンは、自身が今年置かれている状況に、”熱中”しているという。

 また、ハミルトンとベッテルは、激しく戦っているにもかかわらず、良好な関係を維持している。そしてハミルトンは、チャンピオン争いがさらに激化していったとしても、その友情が損なわれることはないはずだと語る。

「正直にいって、現在の形のまま続いていくと思う」

 そうハミルトンは語った。

「僕らは激しく戦うこともあるかもしれない。当然、僕らのうちの一方が、何らかの不公平だったり、アグレッシブすぎると感じることだってあるかもしれない」

「しかし、僕らは成長した男同士であり、長い道程を歩んできたし、そして多くの経験をしてきた」

「彼に対する尊敬は、僕が他のドライバーから感じてきたものと比べても、最高のモノだ」

「素晴らしいスポーツマンシップだ。勝つ時にはそれを楽しみ、隣のライバルを認めることができる。そして負けたとしても、同じ感覚なんだ。僕らは共に同じようにしている。それは素晴らしいことだ」

「当然、彼は僕を”殺して”僕に勝ちたいと思っている。その逆も然りだ。しかし、マシンを降りれば相手を賞賛し、そしてそのドライブを褒め讃える」

 ハミルトンはこれまで、3年にわたってチームメイトとタイトル争いを繰り広げてきた。しかしフェラーリのような別のチームのドライバーと対戦するのは、特別だと感じている。

 また彼は、フェラーリが10年来の強さを発揮し、ベッテルがピークを迎えた時に挑戦することができるのは、本当に興奮すべきものだと考えている。

 フェラーリと激しく戦うことについて満足しているかと訊かれたハミルトンは、motorsport.comに対して次のように答えた。

「それは本当に、心から、心から満足しているよ。特に他のチームと戦っている時はね」

「僕は今、4回ワールドチャンピオンになった男と戦っている。彼は彼のベストを尽くしていて、そして彼は驚くほど速い。そしてフェラーリは、ここ10年近くの中で最も良いと僕は思う。僕らもチームとして最善を尽くしているし、僕自身も僕のベストを発揮しているように感じている」

「究極のファイターは、常にできる限りベストな戦いに打ち勝つことを望むものだ。なぜならトップに立った時に、とても満足するからね。だから、僕は今僕らが繰り広げている戦いが大好きだ」

トラブルに”邪魔”されたくない

 ハミルトンが望んでいないこと、それはタイトルが事故やマシンの故障など、そのほかの影響によって台無しになってしまうことだ。

 昨年のハミルトンは、チームメイトのニコ・ロズベルグを倒すために戦っていた際、マレーシアGPで先頭を走りながらエンジンブローに見舞われてしまった。

「セバスチャンとは、『シーズンの最後まで徹底的にやる』ことを望んでいる。そして、僕らの能力をかけた真の戦いの間に、機械的な影響は何もないことを、ただただ望んでいる」

「ドライバーの側から言わせてもらえば、チャンピオンシップを獲得すること、それは究極のチャレンジだ。それがセーフティカーやマシンの機械的な面が大きな役割を果たし始めると……レースにおける興奮は取り除かれてしまう」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー ルイス ハミルトン , セバスチャン ベッテル
チーム フェラーリ , メルセデス
記事タイプ 速報ニュース