【F1】ハミルトン、ホイールベースの”長さ”の影響に「興味深い」
ルイス・ハミルトンは、フェラーリとメルセデスのマシン特性が大きく異なるため、バーレーンGPの勢力図がどうなるか分からないと語る。










ここまでの2戦で、トップを争う2台のマシン、フェラーリとメルセデスには、その特性の差が現れてきているように見える。例えばメルセデスはホイールベースが長く、涼しいコンディションではより競争力を発揮し、さらに1周のアタックでも強さを見せる。
メルセデスのルイス・ハミルトンによれば、チームはオフシーズンテストの後、W08をより深く理解するため、ここ数週間懸命に働いているという。その結果、先週末の中国GPで勝利を収めることができたようだ。
「僕らは涼しいサーキットにやってきた。前回のレースで得た知識を、今週末に適用したんだ」
そうハミルトンは語った。
「強さの面では、僕らは強くなっている。しかし、レースペースの面ではフェラーリが今週末は速くなったし、差はより縮まった。だから今後のレースで、温度、異なるタイプのコース、中低速や高速サーキット……など、様々な要因でどう変化していくのか、とても興味深い」
「僕らのクルマは、彼らよりも150mmかそれ以上長い。それがモナコでどう働くのだろうか? あんまり大きな数字のようには聞こえないかもしれないけど、それは大きな違いを生むことになると思う」
「だから、とても興味深いし、次のレースでもその違いが見えてくると思う」
メルセデスとフェラーリは、他のチームを大きく引き離しており、マッチレースの様相を呈している。ハミルトンは、そんな状況下だからこそ、早い段階で多くの得点を獲得することは、大きな価値があると考えている。
「いつでもそうだけど、特に早い段階で手にすることができるアドバンテージは、うまくいけば最終的に大きな”配当”となって戻ってくるだろう」
そうハミルトンは語る。
「僕は次のレースで、彼(ベッテル)よりも先にフィニッシュしなければならない。そして、僕はさらにポールポジションを獲得し続けたい。それが僕の真の意味での目標だ。今は6連続だけど、(アイルトン)セナは8連続という記録を打ち立てている。だから僕は、セナに追いつきたいんだ!」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ルイス ハミルトン |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Jonathan Noble |