【F1】ハミルトン、予選スーパーラップは「死ぬ覚悟でやった」
ハミルトンはアゼルバイジャンGP予選でポールポジションを獲得したスーパーラップについて「死ぬ覚悟でやった」と語った。










昨年初めて行われたアゼルバイジャンでのレースで、予選Q3でクラッシュしたルイス・ハミルトン(メルセデス)。彼は今年のQ3最初のラップでもミスを犯し、再びポールポジションを失ったかのように見えた。
ハミルトンはレッドブルのダニエル・リカルドがクラッシュしたことにより、2度目のアタックラップを阻止されたが、赤旗中断後にチェッカーフラッグを受けながら素晴らしいラップを決め、チームメイトのバルテリ・ボッタスに0.434秒の大差をつけてF1で66回目のポールポジションを決めた。
ハミルトンは予選後の記者会見で、「死ぬ覚悟でやるだけだった」と語った。
「もし僕にとって完璧だという時があるなら、これがその時だった」
「予選では、時々絞りだせないことがある。でもそれは完璧なラップだった」
ハミルトンは、予選Q3最初のアタックラップで、欲張りすぎたことを認めた。彼はターン16でアウト側まで膨らんでしまうまでは、トップに立てそうなペースで走っていたのだ。
「前のラップでは、最終コーナーまでとても良かったんだ。でもちょっと変な話だけど、アタックに入る直前には、僕は『欲張らないように』と思ったんだ。そしてもちろんというか、僕は欲張ってしまい、そしてロックさせてしまった」
メルセデスは、他のチームよりもタイヤを温めるのに苦労していると考えられていた。そのため、レッドフラッグ解除後、ウォームアップラップが1周しか取れない状況は、彼らにとって非常に厳しいと考えられた。しかし、ハミルトンとボッタスは、しっかりとタイムアップを果たした。
「今週末はずっと、1周で準備を整えることができなかった。しかし、他のマシンはそれができていた。だから、僕は持てる全てを注ぎこまなければならなかった」
そうハミルトンは語る。
「バルテリが素晴らしいラップを走っていたことは、僕もわかっていた」
「たとえその結果2位だったとしても、それは僕が誇ることができる究極のアタックだった」
ハミルトン同樣に1周のウォームアップでアタックをせざるをえなかったボッタスは、最後のアタックが完璧ではなかったと認めた。
「クリーンなラップではなかったし、十分なグリップを得ることはできなかった。レッドフラッグの前は大丈夫だったから、最終的にはポールポジションを失うことになってしまい、残念だった。それは、今日の僕の目標だったんだ」
「僕は誇りに思っている。僕らはフリー走行でかなり大きな変更を加えた。最初は迷っていたが、それを変更することができた。明日に向けて、僕らは素晴らしいスタートポジションを得た。そしていい戦いをして、チームのために1-2フィニッシュを獲得する」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | アゼルバイジャンGP |
ロケーション | バクー・シティ・サーキット |
ドライバー | ルイス ハミルトン , バルテリ ボッタス |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |