【F1】ハミルトン、新たなF1オーナーにSNSの規制緩和を求める
ハミルトンは、リバティ・メディアがSNSに関するルールを緩和することで、ファンと交流できるチャンスが増えると考えている。











F1開催期間中、サーキット敷地内の動画や写真の撮影は厳しく制限されている。それはドライバーや他のチームメンバーも例外ではない。しかしハミルトンを含む数名は、その規制を問題視している。
ハミルトンは、シルバーストンで行われた新車発表の際、次のように語った。
「サッカーやNBA、NFLを見ればわかるけど、僕らより彼らのソーシャルメディア(SNS)の活用率の方がはるかに高い」
「これまで僕はレースのたびに写真や動画をSNSに投稿したことでFIAから警告を受け、それに対して反論したりしてきた」
「今年こそ彼らがそのルールを変えて、SNSの使用を許可するよう望んでいる。SNSは世界中とコミニュケーションを取ることができる驚くべきメディアなんだ」
「F1を成長させるために活用できる。SNSは僕らがファンとレースを共有し交流するのに、簡単でフリーなツールだ」
「しばらくの間F1を見ていないけど、僕をフォローしてくれている人や僕をフォローしてくれているファンの友達、他のドライバーをフォローしている人が、(SNSの投稿を見たことで)レースを久々に見てくれるようになったこともある」
「僕は(F1を成長させるのに)SNSの活用が最も手っ取り早い方法のひとつだと確信している。SNSは新たな方法だ。そこには新たなやり方が広がっている」
積極的なアプローチ
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、ハミルトンが説くSNSの役割について同意した。そしてリバティ・メディアは遅かれ早かれ、その規制を緩和することができると考えている。
賞金分配のシステムなどの大きな問題は、長期契約の対象となっているため即時の対応は難しいが、ショーを改善するための細かい問題の調整は、今シーズンにも行われるとウルフは明らかにした。
「常に我々は契約によって制限を受けている。F1がここまで繁栄できたのも、F1に安定性をもたらす長期契約がその一端を担ったのだろう」とウルフ。
「一方で、その契約は一度に全ての問題を解決することができないという側面を持っている」
「しかし、短期間でも多くの変更を行い、実行に移すことができるものがあると私は考えている。少なくとも我々が聞いた話では、ショーを活性化させる策としてパドックへのアクセス権の緩和や、チームやメディアに対しても融通を利かせるなど、ドライバーにも多くの権利を与えられるそうだ」
「早期に変更されるものは多くあると思う」
またウルフは、ロス・ブラウンを始めとしたF1の新たな代表たちとチームの様々なメンバーが度々交流していることを認めた。
「数週間前、我々は2度ほど話し合いをした。ロスやチェイス・キャリー、ショーン(ブラッチス)は、チームの各分野の様々なメンバーと定期的な交流をしている」
「彼らは我々の意見、我々が不足していると感じていることに興味があり、それを伝える機会を与えてくれる。これはとても前向きなアプローチだ。私はそうすべきだと感じている」
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この記事について
シリーズ | F1 |
執筆者 | Adam Cooper |