【F1】ハンガリー予選:ベッテル、圧巻ポール。跳ね馬が1列目を独占

第11戦ハンガリーGPの予選は、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得。フェラーリがフロントロウを独占した。

 F1第11戦ハンガリーGPの予選が行われ、セバスチャン・ベッテルが驚速のラップを叩き出し、さらにキミ・ライコネンも2番手タイムを記録したため、フェラーリがフロントロウを独占した。

 この予選から、体調不良で欠場が決まったフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)の代役として、ポール・ディ・レスタが臨んだ。

 ハンガロリンクの気温は26度だが、路面温度は58度と非常に高いコンディションで行われた。

Q1:ぶっつけ本番のディ・レスタ、19番手

 まずコースインしたのはメルセデスのバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトン。そして、ディ・レスタがスーパーソフトタイヤを装着して早速コースに入った。

 ハミルトンは最初のアタックで1分17秒905をマーク。一方でボッタスはシケインでミスがありアタックを中断した。

 フェラーリのライコネンとベッテルも最初のアタックをまとめ、1分17秒台のタイムを記録した。ハミルトンが2度目のアタックで2番手に浮上するも、フェラーリの2台もアタックを継続し、ベッテルが1分17秒244でトップを堅持した。

 レッドブル勢は少し遅れてアタックへ。ダニエル・リカルドは5番手、マックス・フェルスタッペンは2度目のアタックで2番手となった。

 マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは7番手、フェルナンド・アロンソは9番手につけ、週末を通して発揮してきた好調ぶりをキープした。

 セッションが残り5分を切り、各車最後のアタックへ。10番手ジョリオン・パーマー(ルノー)以下がピットアウトした。

 各車がラストアタックに入っているタイミングで、トロロッソのダニール・クビアトがターン4でスピン。セクター2でイエローフラッグが振られ、数台のマシンがラストアタックを邪魔されてしまう。

 最終的に、Q1ノックアウトとなったのはケビン・マグヌッセン(ハース)、ランス・ストロール(ウイリアムズ)、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)、ディ・レスタ、マーカス・エリクソン(ザウバー)。

 からくもQ2に進出したセルジオ・ペレス(フォースインディア)は、マグヌッセンと同タイム。しかし、タイムを出したタイミングが先だったためにQ2にギリギリで進出することができた。

 ぶっつけ本番で臨んだディ・レスタの最初のラップは1分22秒289。次のラップで1分21秒218まで縮め、最終的にエリクソンを上回る好走。チームメイトからも0.766秒遅れと、準備ゼロの状態で驚異的なパフォーマンスを見せた。

Q2:ハミルトンがトップ通過。マクラーレン2台もQ3進出

 予選Q2もメルセデスの2台からコースイン。これにフェラーリの2台が続いた。

 この最初のアタックでトップタイムを叩き出したのはベッテル。前人未到の1分16秒802というタイムで、FP3で樹立した自身のコースレコードを更新した。

 ハミルトンはタイヤのバイブレーションを訴え、ターン4でもオーバーラン。ミスが散見されるラップとなってしまった。

 フェルスタッペンは1分16秒の壁をわずかに破れず2番手となった。ハミルトンが3番手、ライコネン4番手、ボッタス5番手というオーダー。リカルドは6番手につけていたが、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がそれを上回り、6番手となった。

 マクラーレン・ホンダの2台はアロンソが8番手、バンドーンが9番手とこのセッションでも週末の定位置をキープした。

 10番手にはエステバン・オコン(フォースインディア)がつけたが、バンドーンとは0.4秒以上のタイム差だ。

 セッション残り3分を切り、スーパーソフトタイヤを残しているメルセデス勢の他、8番手アロンソ以下がコースインした。

 ハミルトンは1分16秒693をマークし、トップタイムを更新。ベッテルからコースレコードを奪い取った。

 最後のアタックでカルロス・サインツJr.(トロロッソ)がタイムを上げ10番手。Q2敗退となったのは11番手パーマー以下、オコン、クビアト、ペレス、ロマン・グロージャン(ハース)となった。

Q3:驚速ベッテル。フェラーリ、フロントロウ独占

 まずボッタスからアタック開始。1分16秒631をマークするが、その後ろからベッテルが1分16秒276という圧倒的なタイムをマークした。3番手にリカルド、4番手にライコネンが続いた。

 ハミルトンは、またしてもタイヤのバランスが悪いと訴え、ターン4でもミス。保険のタイムすら出さずにピットに戻ってしまった。

 少し遅れてアタックしたフェルスタッペンは、3番手。5番手ライコネンとのタイム差はわずか0.081秒だ。

 6番手以下ヒュルケンベルグ、アロンソ、バンドーンという序列。ハミルトンは、サインツ同様1アタックにかけることになった。

 そのハミルトンから最後のアタックに向かいコースイン。しかし、このタイヤにもバイブレーションが出ると無線で訴えた。それでも1分16秒693をマークし3番手には浮上した。

 ボッタスもベッテルには届かず。ベッテルもセクター3でわずかにミスし、自身のベストタイムには0.002秒届かなかった。

 ラストアタックでタイムを伸ばしたのはライコネンで、ベッテルから0.168秒遅れの2番手に飛び込んだ。これで、フェラーリはモナコGP以来のフロントロウ独占となった。

 メルセデスは2列目からのスタート。タイヤに不満を訴え続ける予選となったハミルトンは4番手となった。レッドブル勢はフェルスタッペンが5番手、リカルドが6番手と3列目を占めた。

 7番手にはヒュルケンベルグ。マクラーレン・ホンダはアロンソが8番手、バンドーンが9番手となった。ヒュルケンベルグは5グリッド降格となるため、マクラーレンが揃って4列目からスタートすることになる。

 ハミルトンは、ミハエル・シューマッハーが持つ通算ポールポジション記録68回に並ぶことはできず。最近流れが悪かったフェラーリにとって、ハンガリーGPは絶対に獲りたいレースとなるが、まずは会心の予選で最良の結果を掴み取ることとなった。

 夏休み前最後のレース、ハンガリーGPの決勝は7月30日(日)日本時間21時からスタートする。

 →【リザルト】第11戦ハンガリーGP:予選

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 ハンガリーGP
サーキット ハンガロリンク
記事タイプ 速報ニュース