【F1】ハースのスポーティングディレクター、チーム離脱が決定
ハースのスポーティングディレクターを務めるデイビット・オニールが、チームを離脱することが決まった。







ハースF1チームでスポーティングディレクターを務めてきたデイビット・オニールは、イタリアGPを最後にチームを去ることになるという。
2014年の後半にハースへ加入したオニールは、チームが2016年からF1へ参戦するための手配などを行い、トラックスタッフの日々のマネージメントを行なってきた。
かつては短期間ではあるがA1GPなどでも仕事をし、その後はジョーダンに7年間在籍してチームマネージャーを務めた。
またマルシャF1チーム(後のマノー)の立ち上げの際には同チームに引き抜かれ、2010年にマルシャがデビューした後はチームマネージャーとして働いていた。
オニールはイタリアGP後にハースを離れる予定であり、その後はDKRテクノロジーズという団体で、元レッドブルのチーフメカニックであったケニー・ハンドカマーと共に仕事をするという。
なおオニールの後任として、ルノーのコーディネーターであるジェフ・シモンズがハースへ加入することが決まっている。シモンズは、日本GPを最後にルノーを離脱するものと見られている。
ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、オニールについてこう話した。
「彼はチームを離れることになる。今はここにはいないが、あと何度かサーキットへ来る予定だ」
「デイビットは家庭の事情でチームを離れ、アメリカへ行く。我々のために仕事をすることはなくなるが、もう何レースかはサーキットへ来て、それから離脱することになるだろう」
「彼の会社について詳しいことは知らないが、彼がそこで仕事をするのは自由だ。我々は良い関係を築くことができていたし、彼は大いに我々を助けてくれた」
またルノーのシリル・アビテブールは、以下のように語った。
「シモンズがチームを離れるということは確認している。彼に関するアナウンスは、するかもしれないし、しないかもしれない」
「ジェフはエンストンにとっても重要な人物だ。ルノーやロータスだけでなく、(かつて所属していた)ベネトンにとってもそうだった」
「ジェフが遠くへ行こうとそうでなかろうと、彼は”エンストン・ファミリー”の一員だったのだから、彼のためにお別れパーティーを準備すべきだ。彼の移籍に際して、これを最初にしないといけない」
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この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Lawrence Barretto |