
先日サンティノ・フェルッチを開発ドライバーに起用することを発表したハースは、19歳のアージュン・マイニがふたり目の開発ドライバーとしてチームに加入することを発表した。
2014年に、イギリスF4でメルセデスのジュニアドライバーであるジョージ・ラッセルを僅差で下し、タイトルを獲得したマイニは、そこで初めて注目の的となった。
その後はF3ヨーロッパ選手権に参戦し、昨年も同選手権への出場を続けたが、思うように成功を収めることができず、シーズン途中でGP3へとカテゴリーを変更した。
カテゴリーを変更したことが実を結び、GP3では4戦目にして表彰台を獲得した。最初の2ラウンドに出場していないにもかかわらず、彼はドライバーズランキング10位でシーズンを終えた。
マイニは、「ハースF1チームのドライバー開発プログラムの一員になったことを誇りに思う」と話した。
「これまでのレースでは、F1ドライバーになることを目指してきた。今回のチャンスのおかげで、またひとつ僕のゴールに近づいた」
「F1チームがどのように機能しているのかを学び、理解し、そして経験したい。F1という僕の最終的な目標に向けて準備しながら、僕が学んだことはすべて、すぐにGP3で活かすことができる」
ハースのジュニアドライバーとなったサンティノ・フェルッチに続いてハースに加入することになったマイニは、イェンツァー・モータースポーツと契約し、今年もGP3への出場を続けることになる。
また彼は、イギリスのバンベリーにあるハースのファクトリーでシミュレーター作業を行う一方で、数レースはサーキットを訪れガレージにいることになる。
ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、以下のようにコメントした。
「ハースは成長を続けており、我々は将来のことを考え、潜在的な才能を開発しなければいけない」
「アージュンはカートで成功し、様々なシリーズを経て、現在はGP3でレースをしている。今年は彼の成長に目を向けていくつもりだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | Arjun Maini |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Rachit Thukral |