








エステバン・グティエレスは、今週末の最終戦アブダビGPをもってハースを離脱することが、すでにインテルラゴスで発表されている。代わってハースには、ケビン・マグヌッセンが加入することも発表された。
ハースとの契約を延長できなかったことについて、グティエレスは”フェアなやり方”ではなかったと考えている。一方ハースのチーム代表のギュンター・シュタイナーは、グティエレスと話し合いを行い、ドライバーラインアップに関するチームの選択についてさらなる説明を行うつもりだという。
「私はアブダビでもう一度彼と話し合うつもりだ。そこで彼が落ち着いてくれるよう説明したい」とシュタイナーは話した。
「彼は非常にクレバーな若いドライバーだ。時にはモチベーションを説明することも必要だ。それは問題にはならない」
「別れる時でさえ、友人でい続けることもできる。常に仲違いする必要はない。意見が合わないことも時にはあるが、それでも関係は続く」
シュタイナーのコメントはブラジルGPの前に出されたものだが、そのブラジルGPでは、グティエレスがレースをリタイアで終えた後、シュタイナーと言い争う様子が国際映像で映し出された。
しかし2週間後のアブダビでは、自身とチーム代表の間に問題はないとグティエレスは主張しており、シュタイナーがブラジルで言及していたふたりの話し合いは予定どおり行われるという。
「これまでのことが議題になる。興味深い話し合いになりそうだ」とグティエレスは話した。
「問題はない。ブラジルでのことを見た人もいると思うけど、あれは良くない瞬間だった。あれ以上のことは起きてないし、あの背景に何かストーリーがあるわけじゃない」
「僕の意思を示すのに、良い方法ではなかった。でも時には様々な感情を抱えているし、それが現実だ。僕たちはそこから学んだよ」
「(アブダビでは)僕らの関係を終わらせるためにも、とてもオープンで正直な話し合いになると思う。でも結局のところ、彼らはハースの1年目にドライブするチャンスを与えてくれたわけだし、ジーン(ハース/チームオーナー)やギュンター、それに僕と一緒に仕事をしてくれたスタッフに特に感謝したい」
「とてもタフなシーズンだったけど、僕たちはみんな素晴らしい努力をしてきたと思う」
「ギュンターと話し合いをするのが楽しみだ。願わくば、お互いにオープンでいたい。結局は、(ドライバーラインアップの)決定の理由を知るわけだし、それが将来に大いに役立つことを願っている」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | エステバン グティエレス |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |