【F1】ハース、ブレーキサプライヤー変更へ。バーレーンGPでテスト
ハースはブレーキに関する問題を解決するため、バーレーンGPでカーボンインダストリー製のブレーキをテストすることを望んでいる。











ハースは、現在使用中のブレンボのブレーキに安定性が欠如しているとして、ドライバーのロマン・グロージャンと共に現在解決すべき最大の問題のひとつとして掲げている。
しかし、サプライヤーを変更するのは、簡単なことではない。大きくなったブレーキディスク(昨年比で厚さが4mm拡大)を変更するには、多くの設計上の見直しが必要となる。そのためチームは、できるだけ早くに解決策を見つけるため、まずはブレンボと協力することとしている。
グロージャンはテスト後、次のように語っている。
「ブレーキのことばかりを気にしたまま過ごすわけにはいかない。でも、それは僕にとっては明らかに重要なモノであり、その点とても苦労している。現時点では、僕らは解決策を見つけるため、ブレンボの人たちと取り組んでいるところだ」
チームは代替策として、カーボンインダストリー製ブレーキのテストをシーズン序盤に行うことを検討しており、早ければ第3戦のバーレーンGPで実施されるようだ。
チーム代表のギュンター・シュタイナーは「多分バーレーンで行うことになるだろう」と語った。
しかしシュタイナーは、ブレーキについては特に心配するほどではないとも考えている。なぜなら、グロージャンのチームメイトであるケビン・マグヌッセンは、全く不満を言っていないからだ。
「いくつかのことが進行中だ。しかし、それは少し時間がかかる」
そうシュタイナーは言う。
「短期的な解決策は講じた。それは理想的なものではないかもしれないが、少なくとも安全であることは間違いない」
「その後、最初のレースの後に計画が軌道に乗れば、最終的な解決策を得ることができるはずだ」
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この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Jonathan Noble |