【F1】ハース、冷却問題でブレーキを再変更「少し時間がかかるだけ」
ハースはカーボンインダストリー製のブレーキに変更してロシアGPに臨んでいたが、土曜日以降はブレンボ製に戻すことを決めたようだ。






ハースF1チームは今回のロシアGPにカーボンインダストリー(CI)製のブレーキを搭載して臨んでいたが、結局元のブレンボ製に戻す決断をしたようだ。
ハースは、昨年から引き続きブレーキに問題を抱えており、ロシアGPの前に行われたバーレーンテストでCI製のブレーキを試していた。
テストでの感触が良かったため、ハースはロシアGP初日からブレンボ製に変えて、CI製のブレーキを搭載していた。しかしフリー走行1回目からハースのマシンは右のフロントホイールから、大量のブレーキダストを出している姿が国際映像に映し出された。
これは新しいブレーキディスクの冷却に問題を抱えていたためで、ハースはCI製のブレーキでレースに臨む前に、もっと多くの時間をかけることを選択した。
金曜日の夜、ブレンボ製のブレーキに戻すという決定を下した後、チーム代表のギュンター・シュタイナーはブレーキの状況はまだ進行中であると語った。
「我々はまだ、(CI製)ブレーキの管理の方法を熟知していないため、初日はテストセッションだった」と彼はコメントした。
「ブレーキング時に、ブレーキダストが出ていたのを見た。バーレーン(テスト)の後で、ブレーキの冷却に取り組んでいる」
「並行して、ブレーキの冷却オプションの開発を進めているので、問題ないと思う。それに慣れるまで、少し時間がかかるだけだ」
ハースは来週、ブレーキの冷却要求を熟知するために、さらなる風洞テストを行う予定である。
グロージャン「問題は解決できるはず」
ロマン・グロージャンは定期的にブレーキの感触に不満を持っており、ロシアGPの初日はブレーキの耐久性に関して、再び困難に直面している。
「マシンのバランスは良くなかった」とグロージャンは語った。
「それに関して、1日中満足できなかった。ロングラン同様、ブレーキにいくつか問題を抱えていた。ブレーキペダルにも問題があったが、それは解決できると思う。僕たちはいくつかのアイデアを持っているが、マシンは全く機能しなかった」
「しかしF1では、わずかな調整が全てだ。僕たちは、バーレーンのテストではCI製にとても満足していたが、ここではもう少し苦労している。だから、僕たちはそれに取り組む必要がある」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | ロシアGP |
ロケーション | ソチ・アウトドローモ |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Jonathan Noble |